りゅうえい治療院 スタッフブログ

りゅうえい治療院のスタッフブログです。当院は、脳梗塞や脳出血などの脳卒中後遺症の治療として、雑誌や本・メディアでも取り上げられている「活脳鍼」を行っています。その他、様々な症状で苦しむ患者様が、海外や全国から数多くいらっしゃっています。日々の臨床で感じたこと、臨床報告などを紹介しています。

Category: りゅうえい健康通信ー食養生 (page 1 of 5)

りゅうえい健康通信―食養生 「骨粗鬆症を予防する野菜食」

“食”と病気の関連について、南カリフォルニアはセブン-デイズ-アドベンティストを対象とする疫学調査、この結果をうけての日本での同様な疫学調査は黄緑野菜がガン、動脈硬化、高血圧、心臓病などの病気を予防することを示しました。現今、私達は、動脈硬化と骨粗鬆症の時代に在る、といわれていますが、その骨粗鬆症にも野菜食は予防或は改善に役立つことが報告されています。

骨粗鬆症は骨が弱くなる病気です。弱くなる原因は通常いわれている骨のカルシウム含量が少なくなることだけでなく、骨でつくられるコラーゲンの性状にも大きく関係するといわれています。骨粗鬆症により脊柱の一部がつぶれれば背骨が曲ります、太もものつけ根の骨が折れれば、(手術で機能回復ができるとはいえ、やはり)運動機能がおちます。こうしたことは以後の身体全体の機能に影響を与え、動脈硬化と共に、諸病の源となっていきます。

注目の論文は、食事内客調査と骨密度を調べ、野菜・果物の摂取が多いと骨密度が高いことを示しました(何故そうなるかは不明です)。この調査では、菜食主義でなくとも、とにかく野菜果物を多くとると骨密度が高いという結果になっています。この論文と上記二つ論文から、「黄緑野菜を中心とする菜食は、動脈硬化と骨粗鬆症を同時に予防する」ということになります。

動脈硬化と骨粗鬆症、一見関係なさそうですが、その成り立ちに共通の因子があることがわかってきました。動脈硬化の発症にはサイトカイン(免疫系細胞から分泌される物質)が関与しますが、このサイトカインが骨では骨の吸収(骨がこわされること、通常古くなったものがこわされます、そして新しい骨が補充されます→骨の新生)に関与します。また、ホモシステインという物質の量が高く、ビタミンB6の量が低い状況では血管に動脈硬化がおこります。この状況は骨において、骨芽細胞(骨新生時活動します)が生産するコラーゲンに変質をもたらします。このことは、サイトカインによる骨の吸収とあわさって骨粗鬆をもたらします。

さらに、動脈硬化をおこした血管で、血管壁をつくる平滑筋細胞が骨芽細胞にかわり、これが骨組織をつくりカルシウムをくみこんでいく現象があります(血管壁の石灰化)。血管壁で骨がつくられているのです。これは以前はカルシウムが単に血管壁に沈着すると見られていました。更に、骨粗鬆症で一年当りの骨密度の低下がひどい人ほど、血管の石灰化の進行がつよいという話もあります。

このように、血管と骨には、そのおこる病態にかなり共通のメカニズムがあります。黄緑野菜を中心とする菜食がこの共通のメカニズムに介入するとすれば、動脈硬化と骨粗鬆症は必然的に同時に予防するということがおこります。

理論はともかくとして、事実は「菜食は骨粗鬆症と動脈硬化を予防しています」。大いに食すべしです。

引用論文:Am.J.Clin.Nutr 2006;83:1254-5   Am.J.Clin.Nutr 2006;83:1420-80

文献:CLINICIAN vol.53 no.554 CLINICIAN vol.54 no.560

りゅうえい健康通信―食養生 「味感覚、本物の味、そしてビタミンの潜在的不足」

ス-パ-に並ぶ野菜はみてくれは良いが味はおちる。これは殆ど例外はない。味がおちるということは質がおちているということのあらわれ、野菜で最も注目されるビタミンの量もおちているのではという順序となる。これは野菜の潜在的ビタミン不足という状態で、従ってこれを食する人間も潜在的ビタミン不足ということになる。潜在的にという理由はビタミン不足の症状が外観からは伺い知れないからである。

腎臓が働かなくなった時、人工透析器を用いて体内の不要なものを外に出す透析療法なるものが行われる。この透析器は、不必要なものだけを外に出すというほどの技術的進歩が未だなく、まだ必要なものまで出てしまう。その代表が水にとける性質をもつビタミン類、C,B1,B2,B6,B12などなどである。それでなくても透析をうける人は食餌上の制約が多くビタミン類が不足がち、これに透析でビタミン類が出ていってしまうことが加わるのでビタミンの「出」と「入」のバランスがとりにくくなる。ここに潜在的ビタミン不足が生じてくるのだ。

透析を受けている人の中に肝機能検査のGOT,GPTの数値がいつも10より低い人をみうける。高すぎても困るが、低すぎても肝機能が低下しているのだ。B6不足の疑いがかかる。B6を内服して数値が10を超えて増加してくれば、B6が「やはり不足していたのだと」となる。又、肝臓は栄養物質をいろいろと加工して送り出す工場である。A物質(ホモシステイン)をB物質(メチオニン)に加工する作業も行っている。この時B6がないとAからB6に加工できず、別の工程で次々と作られ送り込まれてくるAはBに加工されずそのまま送らされてしまう。この結果、血液中のAの濃さは通常よりも高くなる。高ホモシステイン症という状態である。これは動脈硬化を促進する。当面、当の本人は何の異常も感じないがやがて動脈硬化の進行とともに異常を感じ出すという具合である。原料の入りが十分でもビタミン不足があればものの流れは滞る。時間が経つにつれてその影響が表面化する。

食品分析表なるものが売られている。例えば、トマト、それに含まれるタンパク質、脂肪、ビタミン類などなどの数値が示されている。だがそこには分析したトマトがどんなものか、色、形、生育した環境など一切記載はない。ということは、自分が今、食しているトマトが分析表に示されたトマトと同じ質(内容)のものであるという保障はないのである。ところが食する自分は今、食しているトマトには「これだけのもの」が当然含まれているものと思って食している。だが、食品分析表のものとは異なり大いに質の落ちる場合もある。この時、「これは本物のトマトではない」と判断するのが自分の味感覚である。どこか味の違うトマトは何かが違っているのである。食品分析にかけてみて、結果が分析表と同じであってもである。そして、このトマトを長期間食したその生き物に、どんな結果を生じさせるかは誰も知らないのである。

食物の本物の味を食品分析だけであらわせるわけではない。分析表のみをたよりとして味感覚を用いなくなった昨今である。食物分析表通りの栄養素が含まれている保障もない。ビタミンの潜在的不足が広がり出している。

味覚不足は亜鉛欠乏時でも生ずる。インスタント食品の普及とともに日本人の亜鉛摂取量の低下が懸念されている。ビタミン、ミネラルが必要十分に取れているか各自の食生活を再点検してみてはどうか。

 

りゅうえい健康通信―食養生  「プロバイオテクス-体によい影響をあたえる微生物及び、その微生物を用いた食品」

”プロバイオテクス”なる語をしばしば目にするようになりました。体に良い影響を与える微生物及び、その微生物を用いた食品の意味だそうです。ヨーグルトはその代表ということで、ヨーグルトメーカーはこの語をキーワードとして病気予防に役立つ「機能性食品」を開発する方針です。この戦略は日本国の医療費節減の方針と合致するため、大いに期待をかけている分野のようです。

さて、微生物を生活に役立てることは、従来の日本では当たり前のことであったようです。かつて農業は「土づくり」を重んじました。自然が与えてくれたままの土地は、長く作物をつくり続けられないことを知っていたからでした。堆肥を土に施し、土を育てました。その堆肥は実は微生物の力によって、作物が吸収できる栄養分となっていたのです。その土には微生物の他にも、いろいろな土に生きる「生きもの」が集まり生活していました。肥えた土は、こうした「生きもの」達の合作でした。

こうした活動は木々の繁る森や山にも見ることができました。山で生じた栄養物は、川の流れに乗り海に出て、プランクトンの栄養源となり漁業を育みました。漁師は「海を守るには、山を守る」ということを知っていました。「はだかの山からは魚がとれない」のです。山々には魚がいないから当たり前?-そういう意味ではないのです。しかし、敗戦後、状況は一変しました。食料の増産を必要とする時代が来ました。アメリカ型の大量生産農業は、大量の化学肥料と大量の農薬を土に施しました。そして、土は死にました。土に生きる生きものが死んだからでした。土の再生が起こらなくなりました。農業の行き詰まりが始まったのです。現在、ヨーロッパでは、アメリカ型の農業から自然の力を利用する農業に変わりつつあるそうです。土に生きる生きものと、共存することの必要性が再認識されだしたのです。

ここで、人間はどのような具合か見てみましょう。私達の体で微生物と共存している部分は大腸です。大腸で生きる微生物は、食物の残渣を分解・代謝し、自己の増殖をはかります。代謝産物のうち、ビタミン類などの良き物は私達の体を支えます。悪いものが生じれば、体を衰えさせます。腸内微生物集団のあり方が体に支える影響は、「便秘」の影響を観察するとわかります。便秘の結果、悪玉菌の活動が高まると、皮膚には「吹き出物」が出て、「つや」がなくなってきます。悪玉菌の代謝産物が全身にまわるからです。ここで腸をきれいにしてみると、皮膚の状態が良くなってくるのがわかります。また、何かの都合で抗生物質を長期間飲み、腸の微生物集団が衰えると腸が不調となります。良い微生物集団を育てることが体にとって必要なのです。土と同じと言えます。私達も微生物と共に生きているのです。

各ヨーグルトメーカーは、今やプロバイオテクスという新しいネーミングの下に色々な機能性をうたう商品を開発する戦略です。新しいタイプの乳酸菌の開発はその現われです。さて、日本には、堆肥と同様、古くからのプロバイオテクスがあります。納豆、なれずし、くさや、みそ、しょうゆなどの発酵食品です。(そう、お酒も忘れてはいけませんね。)「なれずし」は東南アジア各地にみられる、民族の知恵として、伝えられてきている食品です。プロバイオテクスといわなくても従来、私達の身の回りには存在しているのです。

私達は「くさい!」と言って遠ざけるのではなく、こうした食品に再注目して、腸内微生物集団の改善育成をはかる方針をとってはいかがと提案する次第です。昔の土と同じように生き生きとした腸を育てるためです。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

 

 

りゅうえい健康通信―食養生 「梅肉エキスに動脈硬化を防ぐ働きがあるそうです」

昔からのなじみの梅肉エキスについて、日米の研究者から発表がありました。梅肉エキスは、よく下痢した時などオブラートにつつんだものをよく飲まされました。発表内容は次のようなものです。

先ず、予備知識を申しあげます。血圧をあげる生体内物質にアンギオテンシンⅡ(Ⅱ:ローマ数字の2)というものがあります。これアンギオテンシンⅡが結びつく場所(=受容体)に結びつくと血管が縮まり血圧が上がるという働きを示します。アンギオテンシンⅡ(AⅡ)は血圧を上げるだけでなく、血管や心臓の筋肉を増やし、動脈硬化や心臓の肥大をおこすこともわかってきました。

さて、次のような研究結果です。血管の筋肉をまず、梅肉エキスにさらし、次にAⅡにさらす。すると、AⅡにのみさらされた時に生産される血管筋肉がふえるのに必要なタンパク質が生産されない。梅肉エキスには、ムメフラール(最近とみに有名になってきました)が含まれています。ムメフラールに上記のAⅡの作用を阻害する働きがあるか否かも調べられましたが、その作用はないという結果です。

従って、梅肉エキスのこの働きはムメフラール以外の物質による(正体はまだ不明)という結論です。梅肉エキスには、血液サラサラ効果、酸化作用を防ぐ効果があることが知られています。上記の報告は、動脈硬化や心臓が肥大するものを防ぐ効果もあるということになります。

昔の人達は、梅肉エキスなるものをどのようにして考え出してきたのかおどろきです。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

 

りゅうえい健康通信―食養生 「日本食(アジア食)に関心を」

以前から、どんな物を日常食べるかによって、病気にかかる率に差が生じてくることがいわれてきました。前立腺癌にかかる率は中国人が1.8%なのに比べて、アメリカ人では53.4%である。

ところが前立腺癌にかかる率の低いアジア系の人がアメリカに移住すると、そのかかる率が高くなってくるのです。こうした現象のおこる原因は、食事内容の違いにあるのではという報告がオーストラリアでなされました。

ムラサキツメクサの抽出物を用いて、前立腺癌の患者の癌細胞に対する影響を調べたのです。この植物の抽出物を食したグループと、食さなかったグループについて、前立腺癌の手術後の癌組織を比較しました。

すると抽出物を食べたグループでは、癌細胞の25%にアポトーシスがおきていました。他方食さなかったグループでは1.5%だったのです。アポトーシスとは、細胞の自己死(自殺)と称されている現象で、例えば、受精卵から1つの個体が完成していく際、必要な細胞が残り、不必要な細胞が消えていく時などにみられる極めて重要な現象です。ここでは、そのアポトーシスがムラサキツメクサの抽出物によっておきたのです。癌細胞全体にアポトーシスがおこれば癌は治るということになります。

さて、ここから、アジア人の方がアメリカ人より、なぜ前立腺癌にかかる率が低いのかということになるのですが…。ムラサキツメクサの抽出物にはバイオチヤニン、ダイゼン、フォルムオノネチン、ゲニステインのイソフラボン類が含まれているそうで、こうしたイソフラボン類がアジアの食事には普通に含まれている。

他方、アメリカで普及している大豆イソフラボンにはこれら4種が全て含まれているわけではない。即ち、イソフラボン類の質の差(これは、食事の違いから来ていることになるのです)。この違いが前立腺癌にかかる率の差となってあらわれているのではないかと説明しています。

敗戦後、このかた日本の食事内容(食習慣も含めて)は大幅に変わり、欧米化しました。これにつれておこってくる病気の種類も変化し、和食の効用、即ち伝統食の再評価がおきました。ですが、伝統食への認識はまだ不十分のようです(もっとも、現時点ではまず食材に存在する残留農薬などの方が問題なのかもしれませんが)。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

 

 

りゅうえい健康通信―食養生 グルコサミン

「グルコサミン」

グルコサミンを含む健康食品の効果について色々な評価がされていますが、臨床的、基礎的な議論が必要との立場からの研究会が発足し、その報告がされました。筆者も以前から関心を持っていたのですが、その発表から偏見を持っていたと認識を新たにしました。ここに主なところをまとまてレポートします。

 

基礎的調査はウサギ、モルモット、ラット、ヒトの関節の細胞を用いてグルコサミンを主として行われています。グルコサミンは損傷した軟骨の修復を促進しますが、これはグルクロン酸や、N-アセチルグルコサミンでも認められています。グルコース(ブドウ糖)ではおきません。

 

自然発生型変形性関節症(モルモット)でグルコサミン、コンドロイチン硫酸の12ヶ月齢までの期間投与ではレントゲン画像上、骨の変化は防げていないのですが、組織を顕微鏡でみると組織変化(進行度)には抑制効果が認められています。

 

ラット関節炎でのグルコサミンは関節炎症状、炎症関連物質の生産は抑えられており、また組織像でも関節軟骨が保持されています。体重の回復もあります。ラット1型糖尿病モデルの皮膚劣化については、グルコサミンは真皮層が厚く可溶化できるコラーゲンの量が減少、コラーゲンの線維が太くかつ均質化しているのが認められています。

 

臨床的調査では変形性関節症で安静時痛、運動時痛を抑える効果があり特に早期の例で効果がよく、血中の炎症物質も低くなっていることが認められています。人で、アデノシン2リン酸(ADP)刺激による血小板凝集を抑えることも認められています。その他いささか学問的になりますが、(以下読むのを省略されて構いません)

 

グルコサミンは、

アデノシン3リン酸の放出・・・阻害

血小板第4因子の放出・・・阻害

トロンボキサン合成・・・阻害

血小板内の①カルシウム動員、②環状アデノシン1リン酸の低下、③シグナル伝達物質Sykのリン酸化・・・阻害

アデノシン2リン酸のアデノシン受容体への結合・・・阻害

などがあり、血小板の凝集することを妨げるので血管内で血栓ができるのを防ぐ作用があると報告しています。

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りゅうえい健康通信―食養生 オリーブ油

「オリーブ油に注目を!」

テレビで、地中海、イタリア近くの農家で6ヶ月生活した一人の日本人の病人のレポートがありました。日本人はここで野菜を作り、オリーブの取り入れ、オリーブ油の製造などをし、この土地の生活をしました。そこの住民の食生活はオリーブ油が基本といってよいほどのもので、例えば野菜サラダにはきわめてたっぷりと自家製のオリーブ油をかけて食していました。勿論、野菜は“季節外れの温室育ち”ではなく“旬の露地もの”です。その日本人は、日本にいたならば起こりえない奇跡を起こして帰国したのです。日本に戻ってからも、オリーブ油を基本とする生活を続けるため、現地から直接自分でオリーブ油を取り寄せていました。

地中海地域住民はずうーっと昔から果物、野菜、魚類、そしてオリーブ油が食生活の基本でした。この生活スタイルが、日本人に大きな効果をもたらしたのは確かなようです。特にオリーブ油が…。日本でも最近はオリーブ油の消費量が増えているようですが、オリーブ油のCMは見受けないのではと思います。そこで、オリーブ油のCMを提供したいと考えます。

1.オリーブ油は地中海住民にどんな健康をもたらしてきたか!

大腸癌、乳癌、皮膚ガン、動脈硬化、老化などに対して防御作用を発揮してきた!

2.オリーブ油はどうしてそんな働きをするのか!

活性酸素の働きを排除する抗酸化作用がある!

3.オリーブ油はどんなものを含んでいる?

・フェノール、スクアレン、不飽和脂肪酸(オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等)

リオリーブ油のフェノール(化合物)は3種類、抗酸化作用を発揮します。(名を上げますが、なにやら舌をかみそう…。)

・単純フェノール(チロソル、水酸化チロソル)

・セコイリドイド(オレウロペイン、リグストロサイド(アグリコン)

これらの脱炭酸化ジアルデヒド誘導体)

・リグナン(〔+〕-1-アセトキシピルジノール、〔+〕-ピルジノール)

リオリーブ油はスクアレン含有量が高い。スクアレンは皮膚に行き渡り、皮膚が紫外線を受けたときに発生する活性酸素をのぞきます。

リフェノールにしても、スクアレンにしても脂溶性(油に良く溶ける)なので腸からの吸収はよろしい。吸収されずに残った時でも、大腸、直腸にいたり、そこで大腸癌、直腸癌を防ぐ働きをします。

4.オリーブ油に、エクストラバージンオイルとかバージンオイルとか名前の違いがある

エクストラバージンとは“ようするに一番搾り”か?

オリーブ油の内容はオリーブの種子の品質が大切。

良い品質の種子を有効成分が多く含まれるような作り方をする。

抗酸化作用についてみればエクストラバージンオイルとバージンオイルとでは大きな差があり、エクストラバージンオイルの方が大きいのです。

さて、日本では、あのNHKレポートにあったオリーブ油の如き物を手ごろな価格で入手するというのは…無理な話か…?

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りゅうえい健康通信―食養生 アブラナ科の野菜を食べよう

「アブラナ科の野菜を食べよう」

以前、アメリカの大学からブロッコリーの男性膀胱癌発生に及ぼす作用について報告がありました。週2回以上ブロッコリーを食している人の方が、10日に1回とか2週間に1回とか、その食する回数の少ない人より膀胱癌の発生率が40%強ほど低いというものでした。

今回はこれに関連して、その発生率を低くしている物質は何かについてアメリカからの報告です。グルコシノレートという物質です。このグルコシノレートが直接効果を出すのではなく、ブロッコリーを噛み砕き、消化することで、グルコシノレートがイソチオシアネートというものに変わり、これが効果を出すのだそうです。このグルコシノレートは成長したブロッコリーよりも、ブロッコリーのもやし(スプラウト)の方が含有率が高いそうです。

グルコシノレートの効果を調べた実験です。ブロッコリースプラウトからグルコシノレートを抽出し、酵素でイソチオシアネートに変えます。ヒト及びマウスの膀胱癌から分離した細胞株(こうするとガラス容器中で培養して増やすことができるようになります)にこれを作用させ癌細胞株が増殖するかどうかをみます。

イソチオシアネートは増殖を抑えましたがグルコシノレートにはありませんでした。この研究ではイソチオシアネートに焦点がしぼられていますが、ブロッコリーに含まれる他のものにも抗癌作用がある可能性があるし、また含まれる他の物質間での相互作用も考える必要があると実験者はのべています。

ブロッコリーはアブラナ科の植物です。キャベツ、ケールなどもアブラナ科です。アブラナ科の植物は発癌性物質を解毒する作用があることは既知のことで、膀胱癌だけでなく他の癌にも期待できるのではとのことです。

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りゅうえい健康通信―食養生 暑さの影響で起こりやすい脳卒中

脳卒中の引き金は動脈硬化

脳卒中は脳の病気という印象ですが、血管の障害によって発症する症状の総称で、大きくは脳の血管が詰まる「脳梗塞」と脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。かつて、脳卒中は冬の病気と言われていました。ところが最近では、脳梗塞が増えたことから、脳卒中はむしろ夏に多い病気となっています。理由は、汗をかくことで血管内の水分が不足し、血液の粘り気が高くなり、その結果、血管が詰まりやすくなるからです。まだまだ暑い日が続いていますので、夏場の脳卒中には十分注意しましょう。

ある日、突然起きるのが特徴

脳卒中の語源は「悪い風にあたって突然倒れる病」。昔から、何の前触れもなくおこる病とされていました。しかし、近年では医療が進んだことで、原因が解明し、予防や対処ができるようになりました。脳卒中を引き起こす大きな要因は動脈硬化。動脈が硬くなったり狭くなったりすると、血液の流れが悪くなります。狭くなった部分に血の塊が出来て、それにより突然、脳内で血管が詰まったり、破れたりして脳卒中となるのです。普段から高血圧や高脂血症、糖尿病などの持病をお持ちの方は、お酒を控えたり、適度な運動を心がけるなどして予防をすることが重要です。

日頃の対処が最大の予防

起こすとやっかいな後遺症

脳卒中を防ぐ食生活

脳卒中を起こすと生命にかかわることが多く、たとえそうでなくても手足の麻痺や言語障害などの後遺症を残すことが多い病気です。起こさないようにするには、糖尿病や高血圧と同様、コレステロールに注意した食生活が大切です。

①肉より魚を中心に

お肉や油を使った料理を控え、DHA、EPAなどの体内で固まりにくい脂を多く含む魚(マダイ、サバ、ブリ、サンマなど)を積極的に食べましょう。

②良質のたんぱく質を

納豆、豆腐、豆乳などの大豆製品でたんぱく質を摂りましょう。

③野菜、ゴマはたっぷりと

色の濃い野菜やゴマなど抗酸化作用の高い食品をしっかり食べましょう。

血液サラサラにする玉ネギ

玉ねぎには血圧を下げるケルセチンや血の流れを良くするサイクロアリインやイソアリインが多く含まれています。特に栄養価の高い薄皮も一緒に摂れるように皮つきのまま1/4程度を、軽く塩味をつけた500mlの水で20分間煮て、その煮汁を飲むと効果的です。

脳の血流を良くするツボ

目尻の外端のくぼみにある瞳子髎は脳の血流をすぐに良くするツボです。脳卒中や認知症の予防にも役立ちますので、このツボを1日1回、人差し指または薬指で両側を1分間ほど指圧してください。

前兆を見逃さない

現在、脳卒中は日本人の死亡原因の第3位。医療が進んだことで死亡率は年々減少していますが、高齢化社会にともない患者数は増加しています。脳卒中は、上記の対処法はもとより、わずかな前兆を見逃さないことが大切です。手足の麻痺、ろれつが回らない、激しい頭痛や強いめまい、吐き気、視野が狭まるなど、いつもと違う前兆を見つけたら、ずぐに医療機関にかかりましょう。

肥満や高血圧にならない工夫を

脳卒中を防ぐには、動脈硬化の予防、悪化の防止が何より。そのためには食事だけでなく、生活習慣の改善も必要です。動脈硬化にならないために次の点に気をつけましょう。ストレスを避け、規則正しい生活を送ること。適度な運動を実践し、肥満を防ぎましょう。車に頼らずに歩くだけでも、ちょっとした運動になります。

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りゅうえい健康通信―食養生 夏に起きやすい脳貧血

 

気温が上がってくるこの時期、めまいがしたり、急に目の前が暗くなって意識を失ったりすることがあります。これは気温が上昇することで、血管が拡張した結果、全体の血液量が減ってしまうことで起きる症状です。これは、脳貧血と呼ばれ、後述する鉄欠乏性貧血とは原因が異なります。入浴中に起きるめまいは脳貧血のひとつです。日頃から貧血気味の人は、くれぐれも注意が必要です。

貧血に多く見られる症状

全身倦怠感、めまい、立ちくらみ、頭痛、動悸、息切れ、やたら眠い

女性に多い鉄欠乏性貧血

夏に起きやすい脳貧血とは別に、鉄分不足が原因で起こる貧血があります。呼吸によって体内に取り込まれた酸素は、血液中にあるヘモグロビンと結びついて全身を巡りながら体中の組織に酸素を運び、生きていくのに必要なエネルギーを作り出していきます。しかし、このヘモグロビンが何らかの理由で減少し、全身に酸素が行き渡らなくなると起きるのが貧血。ヘモグロビンは鉄で合成されるため、この状態を鉄欠乏性貧血と呼んでおり、月経などで鉄分が不足しがちな、女性に多く見られる症状として知られています。

脳貧血が起きた時には

血流を促すことが何よりも肝心

倒れてしまった際の応急処置

  • 横になり、足の位置を頭よりも高くする

血液がスムーズに流れるようにしましょう。頭が心臓より低くなるようにして、横になります。

  • 体を締め付けるものを緩める

ベルトやシャツ、下着などからだを締め付けているものを緩めて、症状が収まるのを待ちます。

  • 体を温める

脳貧血を起こした時は、からだが冷えている場合が多いので、タオルケットや毛布などで体をくるむなどして、体を温めましょう。

温かい飲み物や柑橘系の食品で対処

意識が戻ったら、血流を高める温かいお茶やミルクなどを飲みましょう。少量のアルコールでもかまいません。とにかく全身に血を送ることが大切です。湯あたりが原因による脳貧血には、レモンやみかん、梅干など酸味のあるものを食べると良いでしょう。酸味は、血管を引き締める作用があるため、回復が早まります。

血流を高めるツボ

足の裏や手の平をマサージで自律神経に働きかけ、血管を広げ脳に血を送ります。また、おへそのまわりを指圧することも有効です。腹部にある自律神経を刺激することで、血液が上半身に巡り、回復を早められます。

食べ合わせに気をつける

貧血を予防するには鉄分を十分にとることが必要です。ですが、食品の食べ合わせによって、鉄分の吸収を阻害するものもあるので注意しましょう。緑茶や紅茶、コーヒー、アルコールに含まれるタンニンがそれに当たります。鉄分を効率よく吸収するために、食後のお茶は麦茶やほうじ茶にするか、食後1時間半以上あけてから飲むようにすると良いでしょう。

日頃の食生活が貧血を防ぐ

朝食を抜いたり、インスタント食品を好む人は、貧血を招きやすい食生活といえます。

貧血を防ぐには、ビタミンや良質のタンパク質を中心としたバランスの良い食事を摂ることです。また鉄分を多く含むイワシ、まぐろ、レバー等は、積極的に摂りたい食品です。

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