りゅうえい治療院 スタッフブログ

りゅうえい治療院のスタッフブログです。当院は、脳梗塞や脳出血などの脳卒中後遺症の治療として、雑誌や本・メディアでも取り上げられている「活脳鍼」を行っています。その他、様々な症状で苦しむ患者様が、海外や全国から数多くいらっしゃっています。日々の臨床で感じたこと、臨床報告などを紹介しています。

Month: 10月 2014

2014 10月 頸肩の凝りと生あくび

こんにちは

当院は、本年九月に『なかよし漢方堂』という薬店を併設しました。今後は、鍼灸治療に漢方治療を併用して治療することもできます。当院でお渡しする漢方薬はJPSという製薬会社が製造したもので、エキス量が高いのが特徴です。まだ始まったばかりで知らない人が多々いらっしゃると思います。気になる方は、ぜひ、お問合せ下さい。

さて、今回の臨床報告は頸肩の凝りと生あくびで来院されているMさんのお話です。Mさんは、二年前に軽い脳梗塞を起こしました。運動および感覚麻痺などの大きな障害はなかったのですが、生あくびが頻繁に出るようになり声枯れもあるとのことでした。

初診治療後は、頸肩が軽くなり全体的にスッキリしたとのことでした。上記のとおり、当院では漢方薬店を併設しておりますので、Mさんにも漢方薬を併用して治療を行っております。数回の治療ですが、頸肩の凝りや声枯れがだいぶ改善して、先日は、生あくびの頻度も治まってきたという感想を戴きました。「だいぶ調子が良い」と、にこやかに笑ってくださり我々も嬉しく思います。

漢方薬と西洋薬には、大きな違いがあります。漢方薬は、病名によって薬をきめるのではなく、その人の体質や身体の状態によって選定されます。具体的には症状だけではなく、脈やお腹、舌の変化を参考にして適切な漢方薬を選びだします。また、漢方薬は副作用も少なく、病気の予防を目的として服用することもできます。続けてケアしていけば体質改善にも繋がります。

日本は、世界一の長寿国と言われていますが、健康寿命が一番かと問われると首をかしげてしまいます。様々な症状で悩んでいる方が、国民の大多数を占めているからです。鍼灸と漢方で体質改善の手助けができれば、本当の意味での長寿国となるかもしれません。

2014 10 月 術後不定愁訴

こんにちは

先日、友人が紅葉狩りに行ってみたいなと言っていて、そういえば紅葉狩りの季節になったと気づきました。東北地方ではすでに見頃を迎えているようで関東も群馬や栃木では同じように観光客が足を運んでいるようです。皆さんは、もう計画を立てて行かれるのでしょうか。私も友人達と休日が合えばぜひ、行ってみたいものです。

さて、今回の臨床報告は、鼻のつまり、頭重や胃腸の不調などの不定愁訴で来院されているNさんのお話です。

Nさんは、当院へ通院されているウクライナ出身のご家族の方で、今まで祖国で治療を受けていましたが、症状の寛解がみられませんでした。症状は辛いままで何とかならないか悩んでいたところ、当院を紹介していただきました。

当初、遠くウクライナから起こしになったNさんの表情は元気が無く、不安もあるような様子で言葉数も少なかったです。数回治療を行い、現在では症状が軽くなっていき表情がかなり豊かになっていきました。付き添いのご家族の方もその変化に驚き、本当に連れてきてよかったと喜んでいただいております。祖国へ帰られる前に出来る限りの治療を行って、より元気になってもらえるようにしたいです。

高橋の見解によると、以前、消化器系の手術をされたことによる術後不定愁訴ではないかということです。消化器の手術後でこれらの症状を引き起こす可能性が考えられるのです。

日本人は、消化器系の病気を患う方が多くいらっしゃいます。死亡原因でも消化器系の癌(特に肺がんや胃がん、大腸がん)で亡くなられる方が増えているようです。みなさんも、生活習慣や食の不摂生など、今一度改めてみると未然に防げるかもしれません。

臨床報告 10月 活脳鍼

こんにちは。

 

気が付けば10月も終わりに近づき、肌寒い日が続いています。山間部では紅葉がちょうど見頃のようです。昨年は、残念ながら私は紅葉シーズンを逃してしまったので、是非今年こそは時間を見つけて、綺麗に色づいた自然を見に行きたいと思います。日に日に寒さも増してくるかと思いますので、皆さんお出掛けの際には、体調を崩さぬよう、暖かい格好をしてお出掛け下さい。

 

さて、今回の臨床報告は、10年程前に脳出血を発症し、左半身麻痺の後遺症を患い、以後リハビリを頑張っていらっしゃるSさんのお話です。当院には1年半程前から通院されています。

初回時のお身体の状態は、膝関節は曲げられますが力が弱く、足関節は背屈出来ない状態でした。肩関節・肘関節は、ご本人の今までのリハビリの成果もあり、ご自分で動かせる状態ではありましたが、肘から指先の痙縮が強く、指の運動は難しい状態でした。特に母指の痙縮が強く、常に指は曲がったまま身動きが取れない状態でした。

初回時の治療が終わったところで、まず感覚に変化が見られ、手関節にも動きが見られるようになりました。また、痙縮も少し和らいだ感じがするとのことで、その後週に1回のペースで、1年半程継続して通院されています。

以前は上肢の痙縮が強く、そのせいで肩が挙げ辛かったとのことですが、最近では、痙縮が落ち着いてきて、真っ直ぐ肩を挙げられるようになり、スムーズに動かせるようになりました。

また、ずっと曲がったまま身動きが取れなかった親指も、力が抜けている時間が長くなり、最近では『親指が動きそうな気がする』ともおっしゃっていました。

当院に通い始めた当初は、他の患者様と比べても、手首から先の痙縮が特に強かった為、とてもよく印象に残っているのですが、その頃を思い出すと、本当に最近調子が良いのが伝わってきます。

そして先日、『動きそうな気がする』とおっしゃっていた親指の指先が、リハビリ中ついに動いたのです!ずっと頑張っていらっしゃったSさんを見てきたので、動いた瞬間は思わず大きな声を出しそうになってしまいました。しかし、残念ながらSさんはその瞬間をご覧頂けていません。何故なら患部を見ながら運動しようとすると、そこに集中し過ぎて無理な力が入りすぎてしまう為、Sさんはいつも目を瞑ったままリハビリをしているからです。ご本人も『動いているところを見たかった』と残念そうではありましたが、それよりも動いたと言う事実に感激されていたご様子で、私も感動して泣きそうになってしまいました。

 

当院で行っている『活脳鍼』は、脳の活性化に大変有効な治療法です。しかし、この後遺症から立ち直る一番の治療法は、患者様自身のリハビリであり、活脳鍼はその手助けをさせて頂く治療法です。稀に、当院にいらっしゃる患者様のなかに、活脳鍼だけで満足してしまって、ご自身でのリハビリを怠ってしまう方がいらっしゃいます。もちろん、活脳鍼の治療だけでも効果は見られるのですが、その効果を継続させる為には、患者様自身のリハビリが絶対必要です。

Sさんは当院へいらっしゃる前から、リハビリをご自分で頑張っていらっしゃっていたのがお身体を見ればよくわかります。お辛いこともたくさんあったと思いますが、弱音を吐かず、いつも頑張っていたその成果が、やっと実を結んだのかと思うと本当に感激いたしました。でも、これはまだまだゴールではありません。この一歩を確実に今後に繋げていけるよう、りゅうえい治療院は、これからも一緒にリハビリに励み、もっともっとSさんの日常がより充実したものになるよう、サポートさせて頂きたいと思います。

 

今回の経験を通して、改めて、リハビリが思うように進んでいらっしゃらない方も、Sさんのように、決して諦めないで頑張って欲しいと思いました。

もし、同じようにリハビリで行き詰っていたり、脳卒中後遺症でお悩みの患者様がいらっしゃいましたら、是非一度当院へご相談下さい。

りゅうえい治療院は、皆さんのリハビリを、全力でサポートさせて頂きます!

 

2014 10月 脳卒中後遺症

こんにちは

自然災害は突然起きるもので、その状況に出くわした時、冷静でいられることが重要です。現代では、簡単にその時の映像を残すことができ、ネットでそれを共有することもできます。編集されているものもあるでしょうが、実際の様子や状況などを知ることができます。ネットの世界では、悪用されるケースもありますが、情報を知るという観点からは、とても便利な世の中になっています。その時の映像を見て、被災者の体験談を知ることで、もしものときの備えになるかもしれません。皆さんも、突然の災害に備える危機管理能力を身に着けておいたほうがいいかもしれませんね。

さて、今回の臨床報告は今年の6月から来院されているTさんのお話です。Tさんは昨年、脳出血と脳梗塞を発症され、右半身の麻痺を患いました。来院時は、肩関節と足関節の動きがあまりなく、言葉もゆっくりと話す程度でした。当初は、鍼灸に不安がある様子で治療を受けていました。治療は週に一度のペースで通っていただき自宅でもリハビリ運動を行うようにしています。

治療を重ねていくうちに、肩関節の動きが出てきて、自分の動かす関節や使う筋肉はどこなのか、少しずつわかってきたように見えます。また、先日リハビリ運動を行ったとき、今まで動かしづらかった足関節が動くようになったのです。ご本人はなんとなくの実感でしかなかったですが、私は自分のことのように驚いてしまいました。言葉も流暢になってきて旅行されたときのお話などをしてくれます。

一ヶ月近く前から社会復帰もされています。少しずつではありますが、改善されていて自宅でのリハビリ運動も回数を増やすように勧めています。さらなる改善がありましたら追記していきます。

今は秋本番ですが、季節はあっという間に冬に移り変わります。衣替えを始めている方もいるのではないでしょうか。寒い時期は、筋肉の動きが悪くなる方が多いので、日頃から体調管理には気をつけましょう。