りゅうえい治療院 スタッフブログ

りゅうえい治療院のスタッフブログです。当院は、脳梗塞や脳出血などの脳卒中後遺症の治療として、雑誌や本・メディアでも取り上げられている「活脳鍼」を行っています。その他、様々な症状で苦しむ患者様が、海外や全国から数多くいらっしゃっています。日々の臨床で感じたこと、臨床報告などを紹介しています。

Month: 2月 2015

2月 中枢性感作

こんにちは

暦ではすでに春らしいのですが、まだまだ寒いですね。毎年2月から3月にかけて、早く春が来ないかと、待ち遠しく思います。陽気が暖かくなると外出もしやすくなりますから、ふと思い立ったら、どこかへ足を運んで気分転換をしてみてはいかがでしょうか。

気分転換やストレス発散は、身体の健康を保つために必要なことですね。みなさん、中枢性感作という言葉を知っていますか。痛みやしびれなどといった症状が脳に記憶され、その原因となる動きをすると身体化現象として現れる。その記憶が脳にこびりついてしまうと、慢性化し私生活で苦痛を感じてしまうのです。やがてストレスとなり不眠やうつ症状を起こし、さらに健康状態を悪化してしまいます。

欧米では、中枢性感作という概念は、当たり前のように考えられています。その治療法として、散歩などで外の景観や自然の音を聞いて脳をリラックスさせるのです。脳がリラックス状態であれば、不快予測が取り除かれていきます。養生も行っていけば、次第に気にも留めないところまで改善するでしょう。

局所的な治療も大事ですが、脳という身体の司令塔も健康状態を保つことが必要になります。日頃溜まったストレスや不安な気持ちなどを貯めすぎないために、楽しい、面白いと感じることを見つけてみましょう。そして、積極的にそれらに時間を使いましょう。

 

ちなみに私は、腰痛を感じることがあります。運動をすることや食べることが好きなので、休日を利用して友人とジムに行ったり、美味しい料理店を見つけたりしています。ふと思うと、何気ない一時ですが、笑って過ごしている自分の存在を意識します。そのときは腰痛を感じることはありません。きっと脳がいつもよりもリラックスできているのでしょう。

みなさんも、心と身体の関係を見直し、いつまでも健康でいられるように心がけてみてください。

2月 脳卒中後遺症 追記

こんにちは

2月3日の晩に、職員一同で節分の豆撒きを行いましたが、節分とはどういった意味があるのか、気になったので調べてみました。

節分とは、各季節の始まりの日の前日のことで、季節を分けるという意味があるそうです。立春(2月4日)の前日を指す場合が多いとのこと。季節の変わり目は邪気が生じると考えられていて、それを追い払う為に行っていたそうです。

豆を撒く掛け声は「鬼は外、福は内」が一般的かと思いますが、地域によっては「鬼は内」と言う所もあるそうです。名前に鬼が付いた家庭や、鬼を神として崇める神社にあるようです。

みなさんは、歳の数と一つ多く豆を食べましたか。長生きしていつまでも元気でいられるといいですね。

 

さて、今回の臨床報告は、以前ブログで報告させて頂いた患者さんの、その後の経過をお伝えしたいと思います。この方は、脳出血および脳梗塞を発症され、右半身の麻痺を患いました。以前ブログで報告した時は、足関節の背屈動作が見え始めたとお伝えしました。

当時は、何回も同じ動きをするように促せ、やっとの思いで動かせていたのが、前回のリハビリ運動を行ったときには、1~2回目からしっかり背屈動作を行い、さらに20回近くも続けて動かせたのです。

本人は、なんとなく動かせている感覚のままで、確信は持てていないようでしたが、改善されているのは間違いありません。自信を持ってこれからもリハビリに励めば、きっと外でも杖なしで歩けるようになるでしょう。手指の痙縮も次第にゆるくなっています。日常生活で、できなかったことができるようになるのも夢の話ではありません。

現在、脳卒中は日本国民の死亡原因第4位となっています。一命を取り留めても重い後遺症を残すケースが多いです。そして、今までとは異なった生活を送り、健全な頃の身体を戻すには厳しいリハビリを続けていく必要があります。継続することはとても難しいことですが、何かしら改善傾向が見えて、希望も持てれば、明日も頑張ろうという気持ちになります。

活脳鍼は、脳卒中後遺症を改善する手助けになります。みなさんのお手伝いができ、励みになれれば、こんなに嬉しいことはありません。

このブログを一人でも多くの方に読んで頂いて、脳卒中後遺症からの脱出のきっかけになればと思います。数ある臨床の中で、印象に残ったのでご報告させて頂きました。改善傾向は人によって様々ですが、治療もリハビリも継続していくことが重要だと現場を通してそう感じました。

臨床報告 2月 活脳鍼‐感覚障害と顔面麻痺 ‐

こんにちは。

 

天気予報通り、東京でもまた雪が降りました。幼い頃は、雪が降るとなかなか触れることの出来ない雪に大喜びしていましたが、今では、父や母が浮かない顔をして雪かきをしていたのがよくわかります。子ども達にとっては楽しい遊び道具ですが、大人達にとっては、日常生活に支障をきたす厄介者だったのですね。今年は暖冬と言われていますが、私個人としては、日に日に寒さが増しているように感じます。節分の次の日である2月4日は立春とされていますが、立春とは正確には春が立つ、という意味で、立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、これから春めいた気温や天気に変わっていくという事だそうです。

季節の変わり目は、気候や気温の変化により、不調を訴える方が多くいらっしゃいます。

どこかお身体でお困りのことがございましたら、是非りゅうえい治療院までご相談下さい。

 

さて、今回の臨床報告は、5年程前に脳出血を発症し、左半身麻痺としびれ、顔面麻痺、感覚障害を患ったTさんのお話です。

 

初回時、Tさんは左半身全体に強いしびれがあり、「冷たい」や「温かい」がわからず、どんな刺激も全て痛みに感じてしまうことが、一番辛いとおっしゃっていました。こうした感覚麻痺が強い為、足を地面に付けるのが恐く歩くのが辛いともおっしゃっていました。左上肢と下肢は、なんとか自分の力で動かせるが、その動きはぎこちなく、全体的に力が弱いといった状態でした。

 

活脳鍼は、こうしたしびれや感覚麻痺にも、とても有効的な治療法です。

早速Tさんにも活脳鍼を行ってみると、すぐに左顔面と左腕の感覚に改善が見られました。お顔と腕を擦ってみると「触れているのがわかる!」と驚いたご様子でした。また、口の動きも良くなり、ぎこちなかった身体の動きも、スムーズに動かせるようになっていました。

2回目の時にその後の調子をお伺いすると、「冷たい」のも「温かい」のも全て痛みに感じてしまっていたのが、治療後から「冷たい」ものは「冷たい」と感じるようになり、それが本当に嬉しかったと、お喜びの声を頂きました。日に日に感覚が良くなってきているとのことで、お顔つきが明るくなったようにも感じます。

まだ、動きに関してはあまり実感がないとのことなので、今後こちらの方も改善を実感して頂けるよう、しっかりとサポートさせて頂きたいと思います。

今後も、一緒に頑張っていきましょう!

 

Tさんと同じような症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度、りゅうえい治療院までご相談下さい。スタッフ一同、お待ちしております。

2月 くも膜化出血後遺症

こんにちは

受験シーズンです。スーパーなどにあるお菓子は、商品名にダジャレを使って、願掛けお菓子として販売していますね。学業で有名なお寺や神社にお参りされる方もいらっしゃると思います。時代もあるとは思いますが、みなさんは受験シーズンではどのような思い出が残っていますか。

さて、今回の臨床報告は、昨年11月に来院されましたSさんのお話です。昨年の夏にクモ膜化出血で倒れ、四肢の麻痺はないものの、記憶力や注意力の低下、視野障害を患いました。記憶力や注意力は、奥様が明らかに改善しているとおっしゃっていました。そこで今回は、視野の改善についてご報告しようと思います。

発症直後は、視野全体が霧のかかった状態で近くのものでないと見えないという状態でした。脳卒中後遺症の患者さんには活脳鍼を行いますが、眼症状も発症されているケースでは晴明鍼と組み合わせて治療していきます。

治療頻度は、週に一度のペースでいらっしゃっています。年末に起こしになった頃に、霧がかっていたものが無くなり、見えるようになってきたというお言葉を戴きました。さらに、最近は一人で電車を利用して来院できるようになりました。

来院2~3回目くらいまでは、ため息もついてなんだか元気のない姿が見受けられましたが、症状改善と共に表情が豊かになり、私との会話も以前より弾むようになったと思います。ご家族の方からも励ましの言葉をかけていただき勇気づけられています。

これからも適切な治療を継続していき、更なる改善を目指していきます。