りゅうえい治療院 スタッフブログ

りゅうえい治療院のスタッフブログです。当院は、脳梗塞や脳出血などの脳卒中後遺症の治療として、雑誌や本・メディアでも取り上げられている「活脳鍼」を行っています。その他、様々な症状で苦しむ患者様が、海外や全国から数多くいらっしゃっています。日々の臨床で感じたこと、臨床報告などを紹介しています。

Month: 8月 2017

りゅうえい健康通信―食養生 高脂血症、脂肪肝、肝機能障害、肥満等の改善に効果的!

「ベタイン」

天然砂糖の原料は、主にサトウキビですが、その他に、サトウダイコンもあります。サトウダイコンの砂糖は上品な甘さのため、コーヒーや紅茶用のスティックタイプの高級砂糖として利用されています。また、サトウダイコンからはベタインと呼ばれる天然のアミノ酸も作られます。

このベタインが、高脂血症、脂肪肝、肝機能障害、肥満等の改善に役立つのです。特に脂肪肝とアルコールによる肝機能障害には卓越した効果が望めます。

ベタインは、もともと家畜、主に牛の肉質改良を目的に開発されました。ベタインには強い抗脂肪蓄積作用がありますので、肥料に混ぜて与えると、余分な脂肪がとれ、筋骨隆々の牛に育て上げることができるのです。欧米ではこの手の肉が最良とされ、高値で飛ぶように売れるのです。日本人の多くは松阪牛や神戸牛に代表される霜降り肉を珍重するのですが……。食習慣の違いには驚かされるばかりです。その後、人間の病気の改善にも応用できるのではないかとドイツの製薬会社が臨床テストを始めました。ベタインの薬理は良くわかっていましたし、数十年間、多くの家畜に与えられ、安全性にも定評があったので、速やかに人間にも投与できたのです。

対象は、食べ過ぎ、運動不足、アルコールの飲み過ぎ等で、高脂血症、脂肪肝、あるいは肝炎になった数百名にのぼる患者さん達でした。また、条件は、必ず今までどおりの生活を続けてもらうこと、ただし新たに薬を追加服用することだけは禁ずるというものでした。あくまでも、ベタインの効果の有無を調査したかったからです。

効果は、1~2ヶ月のベタインの投与で、その90%が改善しました。血中のコレステロールや中性脂肪γGTPやGOTが正常、もしくは正常に近づいたのです。しかも、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールは増える傾向にあったと言うのですから理想的な回復と言えます。

 

りゅうえい健康通信―ツボ療法 頭痛、めまい、首肩こり等の改善に有効なツボ

「百会」

百会(ひゃくえ)は頭の天辺にあるツボです。何となく凹みを感じるところですので、指でさぐるように調べると正確なツボが見つかります。詳しくはツボ辞典をごらん下さい。
この百会は色々な臓器の気(生体エネルギー)が集まるツボとされ、その為、「百会」という名がついたと言われています。したがって、このツボに針や灸あるいは指圧をすると多くの病気に効果があります。
例えば頭痛、めまい、耳鳴り、高血圧、低血圧、鼻炎、蓄膿症、ヒステリー、不眠、神経症、健忘、首肩こり、胃下垂、脱肛(いぼ痔含)等が適応症にあげられます。特に頭痛、不眠、神経症、脱肛(いぼ痔含)には卓効します。百会に針を刺してしばらくすると自然にスヤスヤ寝入ってしまう患者さんをよくみかけますし、安静にしていてもズキンズキン痛むイボ痔が灸をしているうちに痛みが消えるばかりか小さくしぼんでしまうこともあります。東洋医学は気がスムーズに身体中をめぐらなければ病気が発生すると教えています。百会は気を上半身に昇らせる効能があるようです。精神神経疾患も痔も気が沈んでしまい、頭の方にめぐらなくなっている状態です。気が上昇すれば、思考能力も向上しますし、内臓も引き上げられ、正常な位置に固定されるからです。
よく漢方薬の補中益気湯が精神神経疾患や痔疾の改善に多用されます。これは消化器系を強くして気を増加増強させるとともに呼吸器の機能も向上させ、気のめぐりをよくする働きがあるからです。東洋医学では気は脾胃でつくられ、肺の力で全身に送りこまれるといいます。結果として、気の下降しすぎを抑制し、頭部への気の流れを良くする補中益気湯が精神神経疾患や痔疾に用いられても何ら不思議ではないのです。つまり、百会へのツボ療法と同じ作用を有しているのです。

●ツボの場所
頭の正中線上で、両耳を折った頂上から真っ直ぐ上がったところ。

 

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りゅうえい健康通信―食養生 滋養強壮に効果的!

『ローヤルゼリー』

ローヤルゼリーはミツバチのうち若い働きバチの咽頭腺というところから分泌される滋養強壮成分です。このローヤルゼリーを常食できる女王バチは1日に2000個もの卵を産み続け、働きバチの40倍も長生きします。ローヤルゼリーには各種のビタミン、ミネラルはもちろんのこと幾種かのホルモンも含まれていることがわかっています。例えば、体内で自律神経を調節するアセチルコリンや若返りホルモンと呼ばれるパロチンに非常によく似た類パロチンです。その他にも多くの学者が未知の物質が含まれているのではないかと考えていて、その解析に懸命になっています。

いままでの研究ではっきりしているローヤルゼリーの効果は、老化を遅らせる、血清コレステロールを低下させる、糖尿病の症状を軽くする、更年期障害の症状を軽くしたりメンスを再開させたりする、小児の発育を促進させる、小児喘息を改善させる、性的機能を向上させる、リウマチや関節炎の痛みを軽くする等です。

さてこのようなすばらしい効果をもつローヤルゼリーですが、保管が非常に難しいという側面があります。熱に弱く、光に弱く、酸にも弱く、すぐに有効成分が変性してしまいます。したがって、生ローヤルゼリーの場合は、短期間で少量飲み終えるように少量ずつ購入する必要があります。また、少しでもその変化を抑えるためにカプセルに包んだり、粉にした製品もあります。その他品質も問題です。これには、社団法人全国ローヤルゼリー公正取引協議会が発足して、優良品に承認番号を与えるようになりました。ローヤルゼリー製品をお買い求めの際には、この2点を十分に考慮する必要があります。なお、1日の必要量は300mg程度ですが、症状が激しい場合はこの2~3倍量必要な場合もあります。

 

りゅうえい健康通信―ツボ療法 自律神経失調症や頭痛、耳鳴り、めまいなどに有効なツボ

「関衝」

さて、今回ご紹介する関衝は、手の薬指の爪の際にあるツボです。この関衝から始まり、上肢の背面を通り、胸に行き、そこから、一方は首や頭に、もう一方は腹に行く経絡を三焦経と呼んでいますが、その三焦経の性質を明確にあらわすのが、この関衝でもあるのです。三焦経は、基本的には自律神経系を強化し、各臓器の機能を向上させる作用を有しています。三焦とは、上焦、中焦、下焦のことです。解り易く言えば、上焦は肺や心臓の事、中焦は消化器、下焦は腎臓や副腎、あるいは生殖器となります。つまり、三焦経を調整すれば、肺や心臓を支配している自律神経が強化され、機能が向上します。また、消化器や生殖器も同様に強化されますし、副腎からステロイドホルモン(抗ストレスホルモン)の分泌も高まります。したがって、緊張すると、肺や心臓を支配する自律神経が乱れ、呼吸が荒くなったり鼓動が激しくなったりしますが、特に三焦経の性質を集約している関衝というツボを刺激すれば、自律神経が強化されるので、副交感神経と交感神経のバランスが整いやすくなるのです。また、ステロイドホルモンがストレスを軽減させる結果、交感神経の異常興奮が鎮静し、速やかに呼吸や心拍が落ち着いてくるのです。当然、気持ちも楽になります。因みに、どの経絡でも指の爪のあたりにあるツボは、井穴(せいけつ)と呼ばれ、生体に非常に強い反応をあらわすと言われています。ですから、どなたでも指圧マッサージ等の簡単な刺激で自律神経の調節が出来るのです。

指圧マッサージの方法は、とても簡単です。単に緊張緩和を目的にするのならば、左手の薬指を指圧マッサージするだけです。

なお、三焦経は頭もめぐっていますので、耳鳴りやめまい、中耳炎、頭痛等にも効果があります。この場合は、両手の薬指を指圧マッサージします。気長に行えば、更年期障害、不安恐怖症、ストレス障害等にも効果があります。ただし、棒で擦ったりという強い刺激は与えないで下さい。とても敏感なツボですのです。

≪指圧マッサージの仕方≫

薬指の爪の際(関衝)を空いている手の親指と人指し指で強めに摘むように指圧してから、滑らすように付け根までマッサージします。そして、最後に付け根を再度摘むように指圧します。この手技を繰り返します。自律神経失調症や頭痛、耳鳴り、めまいでしたら、両手の薬指を1日3回から4回各10分間リラックスした状態で行うと良いでしょう。単に結婚式のスピーチや競技等の緊張をほぐすだけなら、それらの行為の20分前から左手の薬指だけ指圧マッサージをすると良いでしょう。なお、突然の緊張でも指圧マッサージをすれば、次第に気持ちは落ち着いてきます。

 

ツボの場所

手の第4指(薬指)の外側で、爪の根っこの部分分の所

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

りゅうえい健康通信―食養生 肝硬変等の肝臓病、不正出血等の婦人科疾患、不整脈、狭心症等の心臓病の改善!に効果的!

『田七人参』」

 

漢方の本場中国から今までに様々な生薬が日本に上陸してきました。今回紹介する田七人参は数少ない確かな効果のある生薬と言えるでしょう。田七人参の故郷、中国雲南省では“金不換”(金に換えられない)と呼ばれています。その他にも田七人参は薬として利用できるまで3~7年かかるということで三七人参などの別名もあります。いずれにしろ貴重な生薬であることを意味しています。中国の古典医薬書「本草綱目」には田七人参について“血を止め、血を散らし、痛みを止める云々”と、また「本草備要」では“瘀を散らし止痛する”記述されています。つまり、田七人参には、止血、鎮痛作用の他瘀血を取り去る作用があると古くから知られていたのです。瘀血とは、血液が流れにくくなって停滞した状態をさし、この場合しばしば狭心症、肝硬変、子宮筋腫、脳梗塞などの重篤な病気が発生します。血流状態の悪化により、組織に十分な酸素や栄養を送ることができない、或いは、組織の老廃物を適宜移動できないなどの不都合が生じると、必然的に内臓諸器官が弱り、他の病因も加われば、疾病化するのは当然のことでしょう。田七人参は、この血流状態の悪化を改善し、様々な疾病の予防、治療に役立つと言うわけなのです。事実、中国ではこうした薬効を認め、田七人参を医薬品に指定し、B型、C型肝炎、肝硬変等の肝臓病、子宮筋腫、生理痛、不正出血等の婦人科疾患、不整脈、狭心症等の心臓病、食欲不振、胃炎等の消化器疾患、その他高血圧症、高脂血症、疲労回復等の治療に大きな成果を挙げています。日本では残念ながら医薬品としては認められていません。

いかがでしたか、田七人参、試してみたいと言う方も多いことでしょう。それでは購入にあたり、どういう点に注意する必要があるかというと中国ではその質によりいくつかの等級にわけています。金不換といえるのは7年ものを言いますが、100gで数万円という相場ですので一般の人は手が届きません。そこで経済と効果の両面から考えると4~5年ものがお勧めできます。但し、4~5年ものといいながら、1~2年ものを使用したり、またはまぜたりしている不届きな業者もいますので、信頼のおける製品を買い求めてください。そして、できるだけ食後に飲まれるとよいでしょう。食物中の過剰なコレステロールをブロックしてくれる働きがあるからです。