りゅうえい治療院 スタッフブログ

りゅうえい治療院のスタッフブログです。当院は、脳梗塞や脳出血などの脳卒中後遺症の治療として、雑誌や本・メディアでも取り上げられている「活脳鍼」を行っています。その他、様々な症状で苦しむ患者様が、海外や全国から数多くいらっしゃっています。日々の臨床で感じたこと、臨床報告などを紹介しています。

Month: 5月 2018

りゅうえい健康通信-ツボ療法 認知症予防に有効なツボ

「四神聡」

急速な高齢化社会を迎え、様々な社会問題が発生しています。身近なところでは、介護関連です。特に認知症を患っているご老人の介護は大変です。そこで、認知症を予防するツボ治療を紹介しましょう。それは、四神聡(ししんそう)というツボです。

ツボの位置は、頭にある百会という有名なツボの前後左右各1cm離れた4ヶ所になります。百会はツボ辞典で調べると正確な場所が判ります。それを基準にして四神聡を探すと良いでしょう。

中国の臨床では、脳血管性認知症の患者さん30名に四神聡を主体に手足のツボを加え治療したところ、一般的な社会活動ができるほど改善した例が6例、一般的な社会活動はできないが、認知症の主症状である健忘の改善がみられた例が20例、無変化が4例という結果でした。私達も認知症の患者さんをよく診ます。当然、四神聡を使うケースが多いのです。

下腹部にある関元(かんげん)や足の三里(さんり)を併用すると、更に成績が上がるようです。以前、80歳近い老人性痴呆症の患者さんが娘に付き添われて来院しました。当初、一桁の足し算もできないし、朝食べた食事の内容も覚えていないという状態でしたが、針灸治療を週2回2ヶ月ほど続けると、二桁の足し算引き算ができるようになりました。また、娘の付き添いもいらなくなり、本人ひとりで来院できるようになりました。ご自分で行う場合は、楊枝の先端で圧迫するようにすると良いでしょう。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

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りゅうえい健康通信―食養生 予防できる認知症

「とっさに人の名前が出てこない。」このようなもの忘れは自然な老化現象で、誰にでも起こりえます。一方、認知症は病気であり、単なるもの忘れとは違います。認知症はアルツハイマー型と脳血管性の2種類に分けられます。今回は、予防可能な脳血管性認知症について触れていきましょう。脳血管性認知症は、脳の血管が詰まることで、脳の神経細胞に栄養や酸素が行き届かなくなり、その結果、神経ネットワークが壊れて起こります。脳血管性認知症は、高血圧や糖尿病、肥満など生活習慣病があるとリスクが高くなるため注意が必要です。では、脳血管性認知症を初期段階で発見するには、どのような変化に注意したらよいのでしょうか。

こんな症状に要注意

認知症になると誰にでも見られるのが知的能力の低下です。はじめの頃は新しいことを覚えたり、記憶する事ができなくなります。もの忘れとの違いは古い記憶ではなく、新しい記憶がなくなること。例えば、食事をした直後に食事をしたことを忘れてしまうという時は、認知症が疑われます。さらに進行すると今が「いつ」で、ここが「どこ」なのか、自分や周囲にいる人が「誰」なのかが分からなくなります。重度になるとおつりの計算ができなくなったり、判断力、注意力が低下し、筋道をたててものごとを考えることができなくなります。

できることから始める予防

日ごろから注意することで、リスクを軽減

生活習慣と認知症の関係

脳血管性認知症は脳の血管が原因となることが多いので、栄養のバランスの良い食事を摂ることは、高血圧・動脈硬化などの生活習慣病の改善だけでなく、認知症予防にも効果的です。また脳の若さを保つために、精神面、行動面の努力も必要。日ごろから脳を活発に動かすように心掛けましょう。

「予防のポイント」

  1. 塩分、糖分、動物性脂質を抑え、魚や野菜などを多く摂る。
  2. 運動で脳の血流を良くする。
  3. 文章の読み書き、囲碁や将棋、楽器の演奏など趣味で脳を活性化する。
  4. 人とのコミュニケーションを積極的に行う。
  5. いつも明るい気持ちで、興味と好奇心を忘れないようにする。

血流改善に優れた黒豆

黒豆には良質なたんぱく質と脂質が含まれ、さらに血流改善作用や抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれています。味付けは出来るだけうす味で調理し、毎日10~20g程度は食べましょう。

脳を活性化するツボ

両目尻の外側、骨がへこんでいる部分にあるツボを指圧すると、物事を考えるためにひつような前頭葉が活性化します。毎日数回、人差し指や中指、薬指で指圧してください。1回の指圧時間は、「押して離して押して離して」を、一分間ほど続けましょう。

運動・栄養・昼寝が大事!

よく運動し栄養に気をつけて、昼寝をする人のほうが認知症の発生率が下がることが、厚生労働省の研究で分かりました。研究は、茨城県利根町の65歳以上を対象に実施。対象者400人に運動や栄養、睡眠の改善を指導し、指導しなかった1500人と比較した結果、生活習慣を指導したグループでは、認知症の発生率は3.1%で、しなかったグループは4.3%に上がりました。こんな身近なことで手軽に予防ができるなら、是非取り入れてみたいですね。

早期発見・早期治療で進行を遅らせる

認知症になってしまったら、仕方ないと諦めるのは大間違いです。現在は、早期発見と早期治療によって進行を遅らせたり、改善させたり、することが可能になっています。特に脳血管性認知症は急に症状が悪化するわけではなく、ゆっくりと進行するのが特徴です。おかしいなと思ったら、専門の先生を受診するようにしましょう。

りゅうえい健康通信―ツボ療法 消化器系の痛みの緩和に有効なツボ

「地機と梁丘」

医療機関は、もうすぐ連休に入ります。病気を持っている方は、さぞかし心配でしょう。また、そうでない方も、美味しいもの食べ過ぎたりお酒の飲み過ぎたりで、病院にかかる可能性が高まりますので、よくよく考えれば、不安になるはずです。特にこの時期は胃十二指腸や胆嚢、すい臓を悪くしやすいので要注意です。

十二指腸や胆嚢の痛みはミゾオチから右の肋骨の下にあらわれます。胃やすい臓は、ミゾオチや左の肋骨の下がよく痛みます。これらの病気の中で緊急を要するのは、すい臓炎です。場合によっては多臓器不全を起こし、死に至ることもあるからです。

すい臓炎の痛みは、ミゾオチの激しい持続痛です。横向きになって、膝を抱え込むと痛みが和らぐ傾向があります。油物を摂り過ぎたうえに大酒を飲むと、発症する確率が増えます。多くは胆嚢炎も併発しています。そこで、ご紹介したいツボが地機(ちき)と梁丘(りょうきゅう)です。

これらのツボは消化器系の痛みを緩和するばかりか、軽ければ完治させてくれます。もともと押すと痛みを感じますが、胃十二指腸や胆嚢、すい臓に炎症になると、更に激しくなります。その痛みを我慢して、しばらく強めに指圧していると、お腹の痛みがだんだん和らぎます。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。