昔からのなじみの梅肉エキスについて、日米の研究者から発表がありました。梅肉エキスは、よく下痢した時などオブラートにつつんだものをよく飲まされました。発表内容は次のようなものです。

先ず、予備知識を申しあげます。血圧をあげる生体内物質にアンギオテンシンⅡ(Ⅱ:ローマ数字の2)というものがあります。これアンギオテンシンⅡが結びつく場所(=受容体)に結びつくと血管が縮まり血圧が上がるという働きを示します。アンギオテンシンⅡ(AⅡ)は血圧を上げるだけでなく、血管や心臓の筋肉を増やし、動脈硬化や心臓の肥大をおこすこともわかってきました。

さて、次のような研究結果です。血管の筋肉をまず、梅肉エキスにさらし、次にAⅡにさらす。すると、AⅡにのみさらされた時に生産される血管筋肉がふえるのに必要なタンパク質が生産されない。梅肉エキスには、ムメフラール(最近とみに有名になってきました)が含まれています。ムメフラールに上記のAⅡの作用を阻害する働きがあるか否かも調べられましたが、その作用はないという結果です。

従って、梅肉エキスのこの働きはムメフラール以外の物質による(正体はまだ不明)という結論です。梅肉エキスには、血液サラサラ効果、酸化作用を防ぐ効果があることが知られています。上記の報告は、動脈硬化や心臓が肥大するものを防ぐ効果もあるということになります。

昔の人達は、梅肉エキスなるものをどのようにして考え出してきたのかおどろきです。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。