「懸鐘」

頭痛、めまい、鼻血などに有効なツボ

 

自律神経系の弱い方は、のぼせて頭痛やめまい、鼻血に悩みます。そんな方にご紹介したいのが、懸鐘という名のツボです。

このツボは外くるぶしに指を当てて、膝の方向にこすり上げていくと、骨の存在を感知できなくなるところにあります。ですから、絶骨という別名があります。なんと的を得た呼び名なのでしょう。漢字の妙を感じさせます。

日頃私達針灸家は、このツボが足にあるので、坐骨神経痛、脳卒中の片マヒ、足の痛み、歩き疲れといった病気や症状に汎用しています。ただ、のぼせが根底にある場合、頭や首、肩の症状が主訴であってもこのツボを使います。例えば、先に述べた頭痛、めまい、鼻血は勿論のこと、扁桃腺炎、中耳炎、首肩のこり、寝違い、結膜炎等です。

その他にも面白い活用法として、鼻腔の乾きがあります。通常鼻腔は鼻水によって潤っています。ところが、年をとったり、虚弱な人が風邪をひいたりすると鼻腔がカラカラに乾いてしまうことがあります。懸鐘はそんな鼻の乾きに卓効があるのです。

漢方では、この状態を病邪が表裏あるいは身体の側面に居ついている少陽病期と呼んでいます。口の中がねばついたり、白い苔がついたり、脇腹が張ったりといった症状もあらわすことが多いのです。いずれにしろ、体力が弱くなった時にあらわれやすいようです。

 

●効能

頭痛、めまい、鼻血

 

●ツボの場所

外くるぶしに指を当てて、膝の方向にこすり上げていくと、骨の存在を感知できなくなるところにあります。

 

●やり方

指圧でもかまいませんが、あまり強く押すと、後で痛みがでることがあります。

指の腹で軽くこするくらいが良いかもしれません。

1懸鐘