『梅肉』

 

青梅をよく煮詰めた梅肉は、民間薬の代表的なものです。しかも副作用の心配はなく、ことに赤痢、疫痢などの伝染病の病気に卓効があるとされ、今日もなお、梅干とともに多くの方が愛用しています。健康食品や自然食品のブームのなかにあっても、もっとも効果確実なものとして高く評価されているものです。梅肉の優れているのは、有機酸が多く含まれているからで、レモン100グラム中の有機酸含有量が1グラム、日本産の梅が5グラム、梅肉になるとなんと53グラムも含まれているといわれます。これらの成分が白血球の喰菌作用を高めて、ビールス菌や結核菌、あるいは化膿菌に対しても有効に働くために、風邪をひきやすい方がこの梅肉を毎日4~8グラム摂取していると、見事に風邪をひかない健康体になれますし、結核を患っている方にとっても、驚くほどの効能を示します。しかも抗生物質と異なり、副作用などの心配もありません。また、ふきでもののできやすい体質の方や、湿疹のよくでる方にも、梅肉の薬効は抜群です。これは、いずれも白血球の機能を正常にしてくれるからです。現代は酸化食品過剰症の方が多いので、どんな方にも効果が期待できるわけです。旅行などにも持参されますと重宝です。腎臓病や高血圧には、きびしく塩を制限しますが、こうした病気に対して、梅肉には塩分の心配は全くありません。したがって、腎臓病や膀胱系の病気には、梅肉が有効かつ完全な食品といえるでしょう。1日6~8グラムを3回に分けて、湯にといて黒砂糖か蜂蜜を少し入れて飲んで下さい。また、面白い活用法として、頭痛対策があります。目の使いすぎや考えすぎでコメカミあたりを中心にした痛みがあれば、そこに梅肉を塗っておくと良いでしょう。30分ぐらいで緩和してきます。また、乗り物酔いにも効果的です。おへそに梅肉を塗り込み、漏れないようテープ貼っておけばバスでも船でも酔い知らずです。

青梅