『金針菜』

金針菜は古くから心のうつを取り去り、良質な睡眠を約束するというゆり科の薬用野菜です。金針菜の名前は花のツボミが黄色く、針のように鋭いところに由来しています。実は薬用に供されるのは茎や葉ではなくこの花なのです。ホウレン草の20倍といわれる豊富な鉄分をはじめ、各種のビタミン類、フラボノイド類、メラトニン様物質等、他の花にはみられない有効成分が含まれているのです。中国では、嫌な事があってイライラしたり、クヨクヨしたりしてなかなか寝つかれない時、さかんに金針菜の煎じ汁を飲んでいます。金針菜の効能は日本でも注目を集め、最近、大学等の研究機関で詳しく調査されました。その結果、金針菜には自律神経系やホルモン系を調節して精神を安定させたり、不眠を改善させたりする作用があると判明したのです。

臨床に用いた医師は「なかなか眠れない、寝てもすぐ目が覚めてしまう等、ひと口に不眠と言っても、その症状は多種多様。しかし、自律神経を整えることで不眠を解消する金針菜は、全ての不眠のタイプを改善します。特にホルモンと身体が密接に関係し、普段から自律神経の乱れやすい女性には効果的。更年期障害に伴う不眠はもちろん、月経前緊張症の神経の高ぶりからくるイライラ・不眠等には最適、」と、具体的に説明してくれました。最後に飲み方ですが、就寝の30分から1時間前に、3~5g程度煎じた汁を飲むようにします。味に抵抗のある方は、お湯や牛乳に溶かして飲むと良いでしょう。飲んだその夜からよく眠れた人も多く、速効性も期待できます。そうでなくても、2週間から1ヶ月継続すれば、眠りが安定してきます。既に睡眠薬を飲んでいる人も、少しずつ睡眠薬の量を減らしても、眠れるようになります。眠れないからと、毎晩お酒を飲んで、アルコール依存症になってしまう人がいます。不眠にアルコールで対処することだけは、絶対に避けて下さい。睡眠薬に抵抗を感じるなら、金針菜を、まず試してみてはいかがでしょう。

金針菜(イメージ)1