おすすめの予防法2 瞑想

当院が推薦する脳梗塞や脳出血の予防法 瞑想

動脈硬化は脳梗塞や脳出血の元凶になります。それを加速させる因子が高血圧症や糖尿病です。血圧の上昇は交感神経が優位になると起こると言われています。血管が収縮し、血管の内腔に圧がかかると共に血流も悪化してしまうからです。特にストレスは交感神経を緊張させることが多く、脳卒中の予防や再発防止を心がけている方にはとっては最大の敵になります。ストレスの原因は天気や騒音、ヒートテックなどの物理的なものや、病気や疼痛、アルコールや薬、社会的な環境、怒りや不安など感情など、多枝に渡ります。

ところが、瞑想を行うことで、自律神経のバランスが整い、過度な交感神経の高ぶりが抑えられます。それどころか、次第に適応力が高まり、血栓の原因のひとつである不整脈も発生しにくくなります。また、糖尿病の発生や悪化の原因に過食にありますが、瞑想を行うことで、満腹中枢をコントロールすることができるようになり、適度な食事量で満足できるようになると言われています。

現在行われている瞑想は、大きく別けると、悟りを開くことが目的の修行的な瞑想と、自己の生活をより快適にすることを目的に行う瞑想の2つになります。前者の瞑想はヨーガの行者や僧侶が行う宗教的なもので、頭脳を磨き安寧な精神と安定した感情、そして慈愛や慈悲に満ちた心を養うことを目的にしています。これは本稿の主旨とは異なりますので、割愛しますが、後者の瞑想は一般人が健康増進のために行うもので、多いに勧められます。最近は大手の企業でも積極的に取り入れているマインドフルネス瞑想が流行っています。
脳裏に浮かぶことに執着せず、次々と流れさせることで、冷静に自己を見つめる能力を持つことが目的になります。自分の性格や考え方、更に現在感じている心身の苦痛に対して客観的にみつめることができ、それに囚われない精神力を身に付けます。これにより、ストレスの多い生活環境にいても、ストレッサーとして感じることが少なくなります。また、物事に対する向上心が生まれるので、仕事や勉強の効率が上がったり、同胞意識が高まり周囲のものとのコミュニケーションがスムーズになったりと、生きていくが上でのプラスになります。

また、うつや神経症などの精神神経疾患の改善をはじめ、進行ガンによる疼痛の軽減、創造力や直感力の向上にも役立つと言われている。熟練すると、右脳の活性化と不安に関係する島皮質や扁桃体の活動低下が認めらそうです。まるで超能力者のようです。当然、自律神経が安定し、過激な交感神経興奮が抑制されるので、血圧や心拍数が落ち着き、循環器系の負担が軽減しますので、脳卒中の予防や再発防止に役立つことは言うまでもありません。更に最近の報告では、食欲をコントロールできるので、肥満による糖尿病の悪化も防げるとのことです。

このように心身の健康にメリットの多い瞑想ですが、言うは易し行うは難しという難題があります。多くの人は色々な雑念が脳裏に浮かび、集中できないとぼやいています。そこで、当院では瞑想の助けになるように活脳鍼の併用を勧める次第です。特に瞑想に入りやすいとされるトランス状態に導くために利用すると良いでしょう。

トランス状態に導くための方法

  • 1. 活脳鍼の任意のツボに円皮鍼を貼り付ける。
    具体的には鼻と唇の間、右のこめかみ、左のこめかみと順に貼り付ける。
  • 2. 飲水
    わずかに冷えた水を口に含む。味わいながら飲み込む。あと味も味わう。食道をつたわり胃に流れ込む感覚を得る。
  • 3. 内臓の叫びを感じ取る
    そのご腹式呼吸。胃腸の動き、心臓の鼓動、呼吸音、手足の温感、筋肉のほぐれなど、静かな内臓の叫びを感じ取る。
    そしてリラックスしたら、瞑想にはいる。
    気持ちの落ち着きぐあいは色調でも調べられる。

    向かって左側の緑円を20秒間凝視する。
  • 4. 右側の白円を見て、ピンクあるいは赤残像が確認される時間(秒)をカウントする。
  • 5. 残像がない、あるいは5秒以内に残像が消えれば、そのまま瞑想に移行する。
  • 6. 残像が6秒以上だったら、貼り付けた円皮鍼の上に人差し指を押し当て、5秒間圧迫刺激を与える。
  • 7. その後、腹式呼吸を2~3分行い、再度②を行う。
  • 8.それでも残像が④にならなければ、その日は諦めるか、一定時間経過した後に再度①~⑦を繰り返す。
トランス状態に導くため方法

次は実際の瞑想です。自己催眠から瞑想に至る方法が勧められます

我々の身体は特定の方法[何かを見たり、自問自答したり、息をすることによって、生理的な「リラクゼーション反応」を起こすようにできている。これからこの3つを上手く使って「リラックス」する。始めから終わりまで、15~20分程度とする。毎日行えればベストだが、1週間に2~3回できれば、 相当の効果が得られる。

  1. 1. 気楽な姿勢で座る。正座でも足を組んであぐらをかいても良し。肩の力を抜き、手を足の上にのせる。
  2. 2. 視点は目の高さよりやや高めの位置、中心点(・)に注視集中する。
  3. 3. 目をリラックスする。周辺視野に周囲の壁が見える程度にする。
  4. 4. 腹式呼吸を繰り返す。息を吸う時の2倍の長さで息を吐くようにする。
  5. 5. 目を閉じる。周辺視野のイメージを頭に描く。
  6. 6. 落ち着くという言葉をゆっくり、自分に言い聞かせるように繰り返す。その言葉に注意を集中。
  7. 7. 暗示を与える。心がオープンになり、安らかな感じが全身にみなぎるなど。これを繰り返す。
  8. 8.雑念が湧いても、そのまま放置して続ける。
  9. 9.時間がきたら目を開け、全身の力が抜け、手足が温まり、鼓動も呼吸も落ち着いている自分を意識し、瞑想を終える。

以上ですが、何より大切なのは、腹式呼吸です。特に吐く時間を長くとると、ストレスホルモンのコルチゾールや 血圧を上昇させる酵素であるレニン酵素の分泌を抑えるので、ストレスによる血圧上昇の予防に役立ちます。忙しくて瞑想どころではないという方は、就寝前と起床時に腹式呼吸を行うだけでも脳梗塞や脳出血の予防や再発防止に効果が期待できます。なお、楽しく瞑想を行うには入浴タイムを利用する方法もあります。

入浴瞑想

腰湯につかり、上記の瞑想を行うと良いでしょう。腰湯が末梢の血管を拡張して血圧を下げることが判明しています。また、入浴剤に含まれる炭酸も血流を改善させます。ラベンダーなどの香り成分が入っている入浴剤なら、精神安定も期待でき、一挙両独です。但し、お湯の温度は38~40℃が理想です。それ以上でも以下でも血管が収縮する可能性がありますので、要注意です。

その他の予防法はこちらを参考にしてください。

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