漢方薬による脳卒中の再発予防

脳卒中の再発予防に用いられる漢方薬は、西洋医学的に大枠で言えば血流改善薬と降圧薬、そして精神安定薬となります。脳梗塞は東洋医学的にみると瘀血になります。瘀血とは血流不全を指します。脳梗塞は脳血管がつまる病気なので、血流改善薬が繫用されるのです。また、脳出血は肝火上炎、あるいは肝陽上行と呼ばれる自律神経系の緊張状態と言えます。血圧の急上昇も有り得ます。血管が脆弱ですと、破れてしまう恐れがあります。更に瘀血も肝火上炎、あるいは肝陽上行もストレスが大きく関与します。その解消のためにも精神安定薬が必要なのです。

東洋医学では脳卒中を中風と呼びます。風という病因が身体の中に入ってきたり、あるいは身体の中で生まれたりして、身体に致命的なダメージを与えるということです。外から入ってくる風は自然現象と言えます。寒さや雨、暑さといった環境の変化と言えます。風呂場やトイレで倒れるヒートショックも同じようなことでしょう。また、身体の中の風は高血圧症や脂質異常症、糖尿病などが引き起こす動脈硬化と考えれば納得できます。昔の人も脳卒中という病態を観察して、このような結論に至ったのでしょう。

また、その後遺症は中風偏枯と呼ばれます。偏枯とは運動麻痺を指します。中風による言語障害は中風不語と呼ばれます。更に中風による感覚麻痺や痛みは中風痺症と呼ばれることがあります。脳卒中は脳梗塞でも脳出血でも、脳の虚血により壊死を起こした部位により様々な症状をあらわします。昔も今と同じく脳卒中の後遺症として片麻痺や言語障害、痺れや痛みが頻発したのでしょう。

古典医薬書に中風発作にみまわれたら、皂角や細辛を粉にして鼻の穴に吹き込み、くしゃみをさせて意識を回復させなければならないとあります。この気付け薬は通関散と呼ばれています。まずは意識を覚醒させることになります。救急医療が確立した昨今、この通関散は使われることはなくなりました。一刻も早く救急病院で適切な処置を施してもらうのが、最善の選択になっています。

そこで、現在は脳卒中に関する漢方薬としては、後遺症や再発予防に利用されるのみになっています。

■当院が推薦する漢方薬

その他の予防法はこちらを参考にしてください。

■脳梗塞や脳出血の予防(再発予防含む)
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