脳梗塞や脳出血、脳卒中の後遺症、手足の麻痺やしびれでお困りの方、活脳鍼と川平法を応用したリハビリで回復を目指す!【りゅうえい治療院】

脳卒中の予防に利用される漢方薬

漢方薬は古くから脳梗塞や脳出血の予防や再発防止、あるいは治療薬として利用されてきました。

脳卒中のうち、脳梗塞は東洋医学的にみると瘀血になります。瘀血とは血流不全を指します。脳梗塞は脳血管がつまる病気なので、瘀血にあたります。したがって、アテローム変性などの動脈硬化が最たる原因になります。治療も予防もアスピリンやワーファリンなど血流改善薬が利用されるのです。東洋医学でも同様、瘀血駆除作用のある漢方薬が繁用されます。

また、脳出血は主に肝火の発生と、その増大が原因とされています。腎の衰えからの熱症状が根本にあって、その熱が肝に悪影響を与え、血圧を上げたり血管を縮めたりするのです。現代医学的には自律神経失調症状で、特に交感神経の緊張を言えます。イライラや不安、急激な温度変化により血圧が上がり、血管がやぶれてしまうのです。更に血管がもろくなる動脈硬化があれば、脳出血の確立は高くなります。したがって、瘀血の解消も必要になります。そのため、漢方では瘀血駆除薬や精神安定薬の併用を勧めています。 それらが下記の漢方薬になります。

その他、漢方薬を選ぶ場合は、「証:しょう」を定める必要があります。「証」は症状や脈や舌、腹を診た上で八綱や気血水による分類で決定されますが、非常に難しいので、本項では簡単に画像で示しています。
例えば、下の血流改善を目的とする漢方薬でも色々な種類がありますが、当てはまる症状が画像に記載されている症状と一致したら「証」に合うと考えてください。

主に血流改善を目的とする

1桂皮茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

配合生薬と用法用量

1日量として桂皮・茯苓・牡丹皮・桃仁・赤芍各3gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

桂皮茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  1. 婦人科疾患(子宮内膜炎、子宮附属器炎、子宮筋腫、更年期障害による腰痛、肩こり、頭痛、月経異常、帯下、不妊症、乳腺炎、妊娠中毒症)。
  2. 皮膚科疾患(湿疹、蕁麻疹、黒斑、面疱、凍傷、帯状疱疹、酒皶、痤瘡、接触性皮膚炎)。
  3. 神経疾患(神経症、ヒステリー)。
  4. 眼科疾患(麦粒腫、結膜炎、角膜炎、眼底出血、眼精疲労、視神経炎、白内障)。
  5. その他の疾患(前立腺肥大症、高血圧症、脳動脈硬化、脳卒中後遺症、関節炎、神経痛、リウマチ、慢性肝炎、肝硬変症、下肢の静脈瘤、糖尿病、再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症

2桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

配合生薬と用法用量

1日量として桃仁・大黄各4g、桂皮・炙甘草・芒硝各2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
  1. 月経不順、月経困難症、子宮内膜炎、子宮附属器炎、子宮筋腫、流産の後で胎盤が残留して下血が止まらないもの、胎児が死んで母体からの娩出が不能になっているもの、更年期障害、不妊症。
  2. 膀胱炎、尿道炎、腎・尿路結石、前立腺炎、前立腺肥大症、慢性腎炎、ネフローゼ症候群。
  3. 湿疹、蕁麻疹、頭瘡、頑癬、痣、凍瘡、帯状疱疹、接触性皮膚炎。
  4. 眼瞼炎、結膜炎、網膜炎、角膜炎、眼底出血、緑内障、視神経炎。
  5. 各種出血(吐血、結膜出血、歯齦出血、腸出血、肛門出血、子宮出血、血尿)。
  6. 常習性便秘。
  7. 高血圧症、動脈硬化症。
  8. 歯槽膿漏、舌炎。

3大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)

配合生薬と用法用量

1日量として桃仁・大黄各4g、桂皮・炙甘草・芒硝各2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう
  1. 虫垂炎。
  2. 痔核、脱肛、肛門周囲炎。
  3. 潰瘍性大腸炎、クローン病、腸閉塞、腸管癒着障害、多発性大腸憩室症。
  4. 子宮附属器炎、骨盤腹膜炎、帯下、月経異常、更年期障害、血の道症、女性の不妊症。
  5. 睾丸炎、淋病。
  6. 腎盂腎炎、膀胱炎、尿路結石などで疼痛や血尿をともなうもの、無症候性蛋白尿と血尿。
  7. 静脈瘤、血栓性静脈炎。
  8. 肝硬変症、胆石症、胆のう胆道炎、胆のう摘出後症候群。
  9. 酒皶、癤、癰。
  10. 網脈絡膜炎、老人性白内障、麦粒腫、霰粒腫。
  11. 嚥下困難、咽頭違和感。
  12. 各種のがん。

4疎経活血湯(そけいかっけつとう)

配合生薬と用法用量

1日量として当帰2g、白芍2.5g、熟地黄・蒼朮・牛膝・陳皮・桃仁・威霊仙各2g、川芎・防已・羗活・防風・白芷・竜胆草各1g、茯苓1.5g、甘草1gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

疎経活血湯(そけいかっけつとう
  1. 痛風、糖尿病性神経症
  2. 静脈瘤、血栓性静脈炎、バージャー病。
  3. 腰痛、坐骨神経痛、脚気、ギックリ腰、慢性関節リウマチ、変形性膝関節症、腱鞘炎。
  4. 高血圧症、脳血管障害による半身不随、下肢の麻痺、老人性痴呆。
  5. 産後の血栓症疼痛、冷え症。
  6. 血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、血小板機能異常症。

5芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

配合生薬と用法用量

1日量として川芎・阿膠・甘草各2g、艾葉・当帰各3g、白芍・熟地黄各3gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
  1. 子宮出血(子宮内膜炎、子宮筋腫、子宮がんなどによる)。
  2. 習慣性流産、不妊症。
  3. 子宮からの弛緩出血、月経過多。
  4. 痔出血、潰瘍性大腸炎による粘血便。
  5. 血尿(尿路結石、腎結核、腎炎などによる)。
  6. 外傷による内出血。
  7. 口内出血、眼出血、鼻出血。
  8. 血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、血小板機能異常症。
  9. 慢性肝炎、肝硬変症
  10. 全身性エリテマトーディス。

主に血圧安定を目的とする

6釣藤散(ちょうとうさん)

配合生薬と用法用量

1日量として釣藤鈎・陳皮・半夏・麦門冬・茯苓・茯神・人参・菊花・防風各4g甘草0.5g、石膏8gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

釣藤散(ちょうとうさん)
  1. 高血圧症や動脈硬化症で、頭痛(特に起床時の頭痛)、眩暈、肩甲部の刺すような痛みなどを訴えているもの。
  2. 神経症で頭痛のあるもの、老人性痴呆。
  3. 更年期障害、血の道症、妊娠中毒症、産褥神経症。
  4. 慢性腎炎。
  5. むち打ち症。
  6. メニエール病。
  7. 眼精疲労、視神経炎。

7大柴胡湯(だいさいことう)

配合生薬と用法用量

1日量として柴胡5g、黄芍・白芍・半夏・枳実各3g、生姜4g、大棗2g、大黄2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

大柴胡湯(だいさいことう)
  1. 急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変症。
  2. 胆石症、胆のう・胆道炎、胆のう摘出後症候群。
  3. 肥満にともなう高血圧症。
  4. 実証タイプの慢性胃炎、消化性潰瘍。
  5. 慢性便秘症。
  6. 気管支喘息、喘息様気管支炎、胸膜炎。
  7. 糖尿病(肥満の強いもの)、痛風、甲状腺機能亢進症。
  8. 耳鳴り、聴力減退、中耳炎、耳管狭窄症、扁桃炎、咽喉頭炎。
  9. 脳血管障害後遺症。
  10. 頸腕症候群、腰痛症、ギックリ腰。
  11. 慢性糸球体腎炎、ネフローゼ、腎盂腎炎、腎・尿路結石。
  12. 乳幼児下痢症、小児自閉症。
  13. 乳腺炎、妊娠中毒症。
  14. 帯状疱疹、白癬、酒皶鼻、癤、癰、脱毛症。
  15. 眼精疲労、視神経炎、結膜炎、網脈絡膜炎、白内障。
  16. 鬱病、不眠症。
  17. 消化器がんの補助療法。
  18. 血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、血小板機能異常症。

8三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

配合生薬と用法用量

1日量として大黄2g、黄連2g、黄芩3gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
  1. 高血圧症、高血圧症脳症、脳動脈硬化症、脳出血などの患者で実証に属し、顔面紅潮、気の上衝、便秘などをともなうもの。
  2. 神経症、精神分裂病、てんかん、躁病などで、顔面紅潮、のぼせ感、耳鳴り、不安感、便秘などをともなうもの。
  3. 吐血、喀血、鼻出血、結膜・眼底出血、皮下出血、痔出血、子宮出血、血尿などで、顔面が紅潮し、興奮、煩躁状態にあるもの。
  4. めまい、耳鳴り、肩こり、頭重感、頭痛、難聴、心悸亢進、不安感、のぼせ感などを訴える常習性便秘症のもの。
  5. 打撲傷や火傷で興奮状態にあり、顔面が紅潮しているもの。
  6. 皮膚病ことに蕁麻疹や酒皶鼻で、赤み、かゆみの強い実証のもの。

9黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

配合生薬と用法用量

1日量として黄連2~4g、黄芩・黄柏各2g、山梔子3gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
  1. 消化性潰瘍や糜爛性胃炎による吐下血、鼻出血、喀血(肺結核、気管支拡張症による)などの出血症状。
  2. 血尿(腎炎、ネフローゼによる)。
  3. 婦人の血の道症、ヒステリー、妊娠中毒症、産褥精神障害。
  4. 高血圧症、脳出血、脳梗塞、眼底出血。
  5. 蕁麻疹、皮膚瘙痒症、酒皶鼻、光線性皮膚炎。
  6. 発熱をともなう疾患で、微熱が遷延するもの。
  7. 風疹、川崎病、小児自閉症。
  8. めまい、メニエール病。
  9. むち打ち症、骨折後遺症、打撲傷。
  10. ベーチェット病。
  11. 分裂病、鬱病、老人性痴呆、不眠症。

10 真武湯(しんぶとう)

配合生薬と用法用量

1日量として茯苓・白芍・生姜各3g、白朮2g、附子2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

真武湯(しんぶとう)
  1. 老人や虚弱者の感冒症候群、流行性感冒、気管支炎、肺炎。
  2. 老人、虚弱者の肺結核や胸膜炎。
  3. 自律神経失調症、メニエール病、めまい、乗物酔い。
  4. 脳血管障害(半身不随)、老人の高血圧症、心臓弁膜疾患、低血圧症。
  5. 小児や高齢者の急性胃腸炎や慢性腸炎(腸結核、潰瘍性大腸炎、クローン病など)、消化管切除後症候群。
  6. 慢性腎炎、萎縮腎、ネフローゼ症候群、腎孟腎炎、膀胱炎。
  7. 慢性関節リウマチ、腰痛症、ギックリ腰、進行性全身硬化症。
  8. 老人性皮膚瘙痒症、蕁麻疹、帯状疱疹。
  9. 甲状腺機能低下症、特発性浮腫。
  10. 再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症。

11 七物降下湯(しちもつこうかとう)

配合生薬と用法用量

1日量として当帰・川芎・白芍・熟地黄・黄耆各3g、釣藤鈎4g、黄柏2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

七物降下湯(しちもつこうかとう)
  1. 本態性高血圧症(虚証の瘦身者に限る)。
  2. 腎性高血圧症、慢性腎炎、ネフローゼ症候群。
  3. 動脈硬化症。
  4. 妊娠中毒症。
  5. 鼻出血。

主に自律神経の調整を目的とする

12 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

配合生薬と用法用量

1日量として炙甘草3g、小麦8g、大棗6gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
  1. ヒステリー、ノイローゼ、産褥精神病。
  2. 精神病、特に躁病や鬱病、てんかん。
  3. 不眠症。
  4. 舞踏病、夢遊病。
  5. 女性の消化器神経症、更年期障害、血の道症。
  6. 痙攣性咳嗽。
  7. 幼児の夜啼症、夜驚症、小児自閉症、小児喘息。
  8. 脳卒中後遺症、顔面神経麻痺、チック、振戦。

13 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

配合生薬と用法用量

1日量として柴胡6g、黄芩・半夏・大棗・生姜・竜骨・牡蛎・桂枝・茯苓各2.5g、人参2g、大黄2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  1. ノイローゼ、ヒステリー、神経性不眠、インポテンツ、更年期障害。
  2. てんかん、鬱病、精神分裂病。
  3. 高血圧、動脈硬化症、脳血管障害、神経性心悸亢進、狭心症、心臓弁膜症。
  4. 慢性腎炎による浮腫、萎縮腎、尿毒症、無症候性蛋白尿と血尿。
  5. 暑気あたり。
  6. 頸腕症候群、顔面神経麻痺、チック、むち打ち症、腰痛症、ギックリ腰。
  7. 禿頭症(脱毛症)。
  8. 慢性肝障害、胆のう摘出後症候群。
  9. 甲状腺機能亢進症。
  10. 特発性浮腫。
  11. 眼精疲労、仮性近視、老人性白内障。
  12. メニエール症候群、難聴、鼻出血、嗄声(声帯ポリープ)。
  13. 各種悪性腫瘍の補助療法。

14 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

配合生薬と用法用量

1日量として半夏・厚朴各3g、茯苓4g、生姜3g、紫蘇葉2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  1. 不安神経症、ヒステリー、不眠症。
  2. 食道神経症(ヒステリー球)、上部消化器神経症。
  3. 食道憩室症、食道がん。
  4. 狭心症による動悸と前胸部痛。心臓神経症。
  5. 妊娠悪阻、血の道症、更年期障害、冷え症、産褥精神障害。
  6. 咽頭炎による嗄声、気管支炎、気管支喘息、などによる咳。
  7. 小児気管支喘息、百日咳、小児自閉症。
  8. 頸腕神経痛、むち打ち症。
  9. メニエール病、乗り物酔い、慢性副鼻腔炎、鼻炎と鼻出血、扁桃炎、声帯ポリープ。
  10. 分裂病、鬱病。

15 加味帰脾湯(かみきひとう)

配合生薬と用法用量

1日量として白朮・黄耆・龍眼肉・酸棗仁・茯苓・柴胡各3g、山梔子2g、人参・木香各2,5、炙甘草・当帰・遠志各2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

加味帰脾湯(かみきひとう)
  1. 不各種の出血をともなう貧血。
  2. 再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症。
  3. 健忘症、老人性痴呆症。
  4. 食欲不振。
  5. 月経不順。
  6. ヒステリー、ノイローゼ、鬱病、神経性心悸亢進。
  7. 遺精。
  8. 慢性淋疾。
  9. 慢性肝炎。
  10. 皮膚搔痒症、脱毛症。
  11. 消化器がん。

16 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

配合生薬と用法用量

1日量として柴胡・甘草1.5g、当帰・白朮・茯苓・釣藤鈎各3g、陳皮・半夏各4gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
  1. ノイローゼ、ヒステリー、特に婦人の更年期障害による神経症、不眠症。
  2. 妊娠悪阻、産褥精神障害。
  3. 小児神経症、小児の夜啼症。
  4. 脳血管障害による四肢麻痺、頭痛。顔面神経麻痺、チック。
  5. 心臓神経症。
  6. 老人性痴呆。
  7. 咳と痰。

17 酸棗仁湯(さんそうにんとう)

配合生薬と用法用量

1日量として酸棗仁6g 炙甘草2g 知母・茯苓各3g 川芎2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

酸棗仁湯(さんそうにんとう)
  1. 不眠症、嗜眠病、多夢。
  2. ノイローゼ、健忘症。
  3. 盗汗。
  4. 心悸亢進、甲状腺機能亢進症。
  5. 眼精疲労。

18 加味逍遙散(かみしょうようさん)

配合生薬と用法用量

柴胡・芍薬・蒼朮・当帰・茯苓各3g、山梔子・牡丹皮各2g、甘草1.5g、生姜・薄荷各1gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

加味逍遙散(かみしょうようさん)
  1. 血の道症、更年期障害などの婦人神経症。
  2. 不妊症、月経不順、独身女性の性神経症。
  3. 産後、流産後、卵管結紮後の各種神経症。
  4. 慢性子宮内膜炎などによる帯下、子宮・膣部縻爛。
  5. 心臓神経症。
  6. 慢性肝炎、肝硬変症、胆のう摘出後障害。
  7. 腎盂腎炎、膀胱炎、神経性頻尿。
  8. 便秘症、過敏性腸症候群。
  9. 慢性湿疹、手掌角化症、蕁麻疹、多汗症。
  10. 白なまず。
  11. 鬱病、不眠症、老人性痴呆、分裂病。
  12. めまい(メニエール症候群)。
  13. 鼻出血。
  14. 眼精疲労、老人性白内障。
  15. 小児自閉症。
  16. 貧血、再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症。
  17. 肺結核症。

主に運動麻痺や痛みシビレ、めまい、言語障害の改善を目的とする

19 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

配合生薬と用法用量

1日量として白芍・炙甘草各4gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

  1. 腰から下肢にかけての疼痛や痙攣(ギックリ腰、坐骨神経痛、筋肉リウマチ、腱鞘炎)。
  2. 脳血管障害による四肢の疼痛、顔面神経痛、チック、こむらがえり。
  3. 腹部管内蔵器の痙攣性疼痛(消化性潰瘍、胆石症、急性胃腸炎、潰瘍性大腸炎、尿路結石、脱肛、痔、消化器がん)。
  4. 膵炎による腹痛。
  5. 気管支喘息の痙攣性咳嗽。
  6. 歯痛。
  7. 小児の夜啼症、小児自閉症、乳幼児下痢症。
  8. 月経困難症、女性不妊症。

20 越婢湯(えっぴとう)

配合生薬と用法用量

1日量として麻黄・生姜各3g、甘草・大棗各2g、石膏8gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

  1. 急性腎炎による浮腫、ネフローゼ症候群。
  2. 下肢の関節炎。
  3. 癰疽の初期。
  4. 脚気の浮腫。

21 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

配合生薬と用法用量

1日量として桂枝・白芍・大棗・生姜・蒼朮各4g、甘草・附子各3gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

  1. 神経痛、関節炎、椎間板ヘルニアなどによる四肢痛や関節痛、ギックリ腰。
  2. リウマチ性関節炎。
  3. 糖尿病性神経症の下肢痛。
  4. 脳血管障害後の半身不随と上下肢痛。
  5. 小児のリウマチ熱、川崎病。
  6. 冷え症、妊娠中毒症。
  7. 褥瘡。
  8. 再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症。
  9. 全身性エリテマトーディス、進行性全身硬化症。

22 八味地黄丸(はちみじおうがん)

配合生薬と用法用量

1日量として熟地黄5g、山薬・山茱萸各3g、沢瀉・茯苓・牡丹皮各2g、桂枝・炮附子各1gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

八味地黄丸(はちみじおうがん)
  1. 腎疾患で蛋白尿と浮腫のあるもの(慢性腎炎、腎硬化症、萎縮腎、腎結石、腎結核、慢性腎盂腎炎)。
  2. 尿路膀胱疾患(膀胱炎、膀胱結核、尿路結石症、老人性膀胱萎縮などによる慢性淋疾、尿閉、尿失禁、夜間頻尿)。
  3. 前立腺肥大症。
  4. 糖尿病性神経症、尿崩症。
  5. 脳血管障害、動脈硬化、高血圧症、低血圧症、静脈瘤、バージャー病。
  6. 神経衰弱、健忘症、夢遺、早漏、インポテンツ。
  7. 腰痛、坐骨神経痛、変形性脊椎症などによる下脚の疼痛や麻痺、チック、慢性関節リウマチ。
  8. 白内障、緑内障などによる視力低下、角膜炎。
  9. 湿疹、乾癬、老人性皮膚搔痒症、外陰部搔痒症、皮膚乾燥、蕁麻疹、帯状疱疹。
  10. 更年期障害、月経異常、冷え症、帯下異常、妊娠中毒症、産褥精神病。
  11. 脱肛。
  12. 再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症。
  13. 分裂病、老人性痴呆。

23 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

配合生薬と用法用量

1日量として茯苓4g、桂枝3g、白朮2g、炙甘草2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
  1. 神経性疾患(ノイローゼ、ヒステリー、婦人の血の道症)。
  2. 循環器障害(心臓弁膜症、心臓喘息、神経性心悸亢進症、高血圧症、神経循環無力症)。
  3. 眼疾患(結膜炎、慢性軸性視神経炎、中心性視神経萎縮、翼状贅片)。
  4. 運動神経系疾患(運動失調、メニエール症候群、起立性調節障害、顔面神経麻痺、チック、振戦、むち打ち症)。
  5. 腎疾患(慢性腎炎、萎縮腎などによる浮腫、無症候性蛋白尿と血尿)。
  6. その他(バセドウ病、鼻炎、副鼻腔炎、眼精疲労、仮性近視、視神経炎、網脈絡膜疾患、嚥下障害)。

24 続命湯(ぞくめいとう)

配合生薬と用法用量

1日量として茯苓4g、桂枝3g、白朮2g、炙甘草2gを30分間煎じ、その煎じ汁を2回に分けて食間に服用

適応症

続命湯(ぞくめいとう)
  1. 脳血管障害による半身不随や言語障害。
  2. 高血圧性脳症。
  3. 神経痛、顔面神経麻痺。
  4. 関節炎、関節の浮腫。
  5. 気管支炎。

その他の予防法はこちらを参考にしてください。

脳梗塞・脳出血について