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Author: ryueichiryoin (page 1 of 24)

りゅうえい健康通信―食養生「魚介類を食べよう!」

「魚介類を食べよう!」

北極圏イヌイットの生活は電気がとおり、スノーモービルが走り、スーパーマーケットがある生活となり以前とは変わったようです。カリブー、魚介類、あざらし中心の食生活は、心筋梗塞を始めとする心血管系の病気が少なく、一方この集団の中からデンマーク都市部へ移住した人達は心筋梗塞での死亡率が増加したのでした。この事実から、魚油或いは魚油由来のn-3系不飽和脂肪酸という物質が注目されたのでした。日本では一時期、植物油或いは不飽和脂肪酸・リノール酸が動脈硬化予防に有効と宣伝されました。リノール酸はn-6系不飽和脂肪酸というグループに入る“あぶら”です。

脂肪酸というとなじみがありませんが、この物質は高脂血症などの血液検査項によく出てくる“中性脂肪”を作る成分です。

脂肪酸はグループの名前で、この中にいろいろな構造を持つものが所属しています。構造上、酸素と結びつきやすい不安定な位置を持つものを不飽和脂肪酸と名付け、不安定な位置の数(1ヶ、2ヶ、3ヶ…)によって一価、二価、三価…不飽和脂肪酸と呼びます(二価以上はまとめて多価と呼びます)。飽和脂肪酸は、酸素と結びつく不安定な位置を持たない脂肪酸です。飽和にしても、不飽和にしても体内で代謝され、次々とその構造が変わっていきます。二価の不飽和脂肪酸・リノール酸から出発して次々と代謝され六価の不飽和脂肪酸・アラキドン酸に至るルート上にある脂肪酸がn-6系、三価の不飽和脂肪酸・リノレン酸から五価の不飽和脂肪酸ドコサヘキサエン酸(DHA)に至るルート上にある脂肪酸がn-3系と呼ばれるものです。

体内でのn-6系、n-3系の役割はなんでしょうか。n-6系は血液を固まらせる、炎症を起こす等、出血、寄生虫や細菌の感染の時防御に必要な物質を作る原料として大切ですが、過剰に生産されると逆に動脈硬化、アレルギーの原因となります。n-3系は、こうしたn-6系に由来する物質の生産を抑える働きをします。

最近、魚油には精神安定作用―衝動的気分、抑うつ的気分を安定化させることがわかってきました。イタリアで心筋梗塞を起こした人1万人を対象に、n-3系脂肪酸毎日1g食した場合追跡調査したところ、食さなかったグループに比べて食したグループの心血管系の病気での死亡率は30%低かった、との報告があります。

地中海沿岸の民族はオリーブ油を多用してきましたが、一方地中海食として魚介類も多用したのでした。地中海の民の健康は、オリーブ油と共に魚油によっても支えられたということになります。

さて、日本の現在の1日平均的食事に含まれる脂肪酸については、n-6系12g、n-3系3gと言われています。n-6系リノール酸は必須栄養素(必須量3g以下)とみなされています。n-3/n-6(比):1/4、リノール酸の過剰です。n-3/n-6(比)が高い程虚血性心臓病など心血管系の病気、癌などで死亡する数が減少することがわかっています。“n-6系リノール酸を減らす、或いは魚油を増やしn-3/n-6(比)を4/1→2/1にせよ”と言われています。2、3日に1回は魚を食することが必要です。

魚は通常豚や牛の肉に比べて値段が高いので手が出しにくい、ハンバーガーで育ったがゆえに私達の舌は魚に馴染みにくいなど幾つかの理由がありますが、この際、脂肪酸の面から一度自分の食事を見直してみてはいかがでしょうか。

参考資料として、陸の代表として牛脂、オリーブ油、海の代表として鯨肉、マイワシの脂肪酸含有率を食品成分表から引用します。

 

全脂肪酸中の含有率
牛脂 オリーブ油 鯨肉 マイワシ
飽和脂肪酸 47.8 13.1 37.2 31.9
不飽和脂肪酸 一価 42.7 75.7 41.6 32.7
不飽和脂肪酸 多価 35.1 11.2 21.1 35.2
オレイン酸(一価) 41.5 75.0 30.7 13.0
リノール酸(二価)(n-6) 34.9 10.4 0.9 2.6
リノレン酸(三価)(n-3) 0.3 0.8 0.3 1.0
EPA(五価)(n-3) 1.5 13.0
DHA(五価)(n-3) 1.4 2.2

 

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

りゅうえい健康通信―食養生「脂肪肝-常習飲酒家とメタボリック・シンドロームの肝臓におきるリスク」

「脂肪肝-常習飲酒家とメタボリック・シンドロームの肝臓におきるリスク」

脂肪肝は、中性脂肪が過剰に肝臓に蓄積し、このため肝細胞は腫大し肝臓内の血液循環が悪くなり肝細胞の代謝が悪くなっている状態です。脂肪肝を起こす代表は常習飲酒家ですが、メタボリック・シンドロームの象徴、肥満(内臓脂肪蓄積)でも起きます。常習飲酒家におきる脂肪肝(=アルコール性脂肪肝)は常習者の過半数で起きていると言われています。常習飲酒と判定する基準は、各種アルコール性飲料をエタノール量に換算して、1日60g以上且つ週5日以上の摂取とされています。具体的には、

 

日本酒    1日 3合以上

ビール    1日 1500ml以上

ウィスキ-  1日 30ml(シングル)杯で6杯以上

ワイン    1日 グラス5杯以上

 

となるようです。(アルコール性飲料はアルコール以外に、糖類、アミノ酸などが含まれるため、カロリー的には相互に違いが生じます。)

アルコール性脂肪肝では、そのまま飲酒が続くとアルコール性肝炎或は肝繊維症(肝臓の繊維化)を発症し、これを経て肝硬変に、時に肝ガンの発症に至ることもあります。

アルコール摂取時、食事中の脂肪量が増していくにつれ肝臓の中性脂肪量も増していくことを示したデータがあるそうです。これは肝細胞内の小器官であるミトコンドリアの活動がアルコールにより抑えられ、中性脂肪の合成が促進するためで、アルコール性脂肪肝がアルコールの直接作用によって起こるのであり、アルコール摂取時にアルコールばかり飲むことによる栄養障害から起こるものではない-ということになります。従って、我々が酒を飲む時にしばしば「タンパク質・ビタミン類を十分に取れば大丈夫!」と互いに言い合って飲みますが、この見解は間違いです。

常習飲酒家ではない人に起きる脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)はその70%がメタボリック・シンドローム状態の(即ち内臓脂肪蓄積がある)ものだそうで、このとき肝機能検査値に異常があれば、肝臓への脂肪蓄積によると推定されています。常習飲酒家でもメタボリック・シンドロームのものでも、なかなか脂肪肝がおきてこない人がいることから、遺伝的素因の関与があると考えられています。アルコール代謝関連酵素の遺伝子多型(型のばらつき)、ミクロゾーム・トリグリセリド転移蛋白(肝臓から中性脂肪を搬び出すのに必要)の遺伝子多型などがそれです。

さて、脂肪肝をなおす方法で我々が主体的に行えることは、アルコール性のものは断酒、非アルコール性のものは内臓脂肪の減量と生活習慣病対策です。常習飲酒家で肥満のものは両方を実践するということになります。内臓脂肪を減らす食事の基本は総カロリーと脂肪摂取量の制限ですが、注意すべきは糖質-グリセミック・インデックスの高いものは糖質の吸収が早いので血糖が急上昇する。このことは脂肪肝の増悪につながるので糖質の選択を必要とする。

理想体重BMI22kg/㎡の場合の例でみると、1日当たりの総カロリーは軽作業25kcal/体重1kg、重労働35kcal/体重1kgとされている。脂肪摂取量は総カロリーの20%以下で、飽和脂肪酸量は総脂肪量の7%以下、不飽和脂肪酸量の比率を上げる。なお、マーガリンなどトランス脂肪酸を含むもの(不飽和脂肪酸など常温で液状のものを半固形化するために水素添加した時に生ずる、脂肪酸の構造が天然のものと異なる)はさける。

蛋白質(1~1.3g/体重1㎏/日)は、1日平均摂取量80gの場合は考慮する必要なし-といった具合です。運動は、有酸素運動(歩行、ジョギング、スポーツなど)を行う。軽~中等度の強度で、1日10分~30分、週3~5日以上。とにかく筋肉を動かし中性脂肪をエネルギーとし消費する。

 

以上の如くですが云うは易く、行うは難しです。いかに自分が実践する必要性を感じるかがポイントとなります。

 

参考文献

http://homepage2.nifty.com/tsukuba-pinkribbon/GlycemicIndex.htm

Alcohol 2004;34;9-19

日内会誌 2003;92;1623-1637

Hepatol Res 2004;28;1-11

肥満研 2006;12

日医雑誌 2009;138(6):1107-1120

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りゅうえい健康通信―食養生「グレープフルーツジュースで抗アレルギー薬・フェキソフェナディン(商品名アレグラ)をのむと薬効がなくなる・・・とのこと。」

「グレープフルーツジュースで抗アレルギー薬・フェキソフェナディン(商品名アレグラ)をのむと薬効がなくなる・・・とのこと。」

グレープフルーツジュースで抗アレルギー薬・フェキソフェナディン(商品名アレグラ)をのむと薬効がなくなる・・・とのこと。前々から、グレープフルーツジュース或いはグレープフルーツと一緒に薬を摂取すると、薬効が増強し時には中毒症状を呈することが知られていました。体内にとりこまれた薬物は肝臓で代謝され暫時効力を失っていきますが、この時に分解を担当する酵素の働きがグレープフルーツで妨げられることにより、血中の薬物濃度が上昇することによると説明されています。

抗アレルギー薬・フェキソフェナディンをグレープフルーツジュースで飲む場合はどうなるのでしょう・・・。小腸には薬を吸収して、血管内に送り込む物質(有機陰イオン輸送ペプチド・OATP/A2)があるそうです。グレープフルーツには、OATP/A2の働きを妨げる成分があるため薬物の血中への移行が妨げられます。その結果、血中の薬物濃度が有効濃度にとどかないことがおきます。フェキソフェナディンでの実験では、水で服用した場合の半分しか吸収しなかったそうです。グレープフルーツと同じように薬の吸収を妨げる果物として、リンゴ、オレンジが挙げられています。吸収が妨げられる薬物としては、フェキソフェナディンの他に抗がん剤、降圧剤:アテノロール(商品名テノーミン)、セリプロロール(セレクトール)、抗拒絶反応剤:シクロポリン(サンディミュン)、抗菌剤:シプロフロキサシン(シプロキサン)、レボフロキサシン(クラビット)イトラコナゾール(イトソゾール)などが挙がっています。

こうしてみますと薬を服用する立場からすると、グレープフルーツはいささかやっかいな果物ということになります。現今、グレープフルーツジュースで薬を服用する人はいないと考えますが、食後の果物として上記の果物を食べることはあると思います。果物と薬物の食い合わせ(?)については未知の領域なので不明のことが多いとのこと。

当面は「薬は水で飲む」「果物は食間に食す」ということになります。

文献:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/acs-nrt072308.php

・Clin Pharmacol Ther. 2002 Jan;71(1):11-20

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りゅうえい健康通信―食養生「カルシウムサプリメントについて、ある国際シンポジウムでの意見」

「カルシウムサプリメントについて、ある国際シンポジウムでの意見」

ある国際シンポジウムで一つの報告がなされました。「骨を強化するためのカルシウムサプリメントの一つである炭酸カルシウムは、骨形成に必要なリンの吸収をさまたげる」という報告です。骨粗鬆症の治療をうけている人で1日当たり1,000~1,500ミリグラム(mg)のカルシウムを補強している場合、最大500ミリグラムのリンとカルシウムは結合する可能性がある。

米国では現在1日700ミリグラムのリンを食事からとることがすすめられているが、もし1,000~1,500ミリグラムのカルシウムを炭酸カルシウムでとっていると700ミリグラムのリンのうち500ミリグラムが吸収をさまたげられることになる。そこで一つの方法としては、カルシウム単独のサプリメントよりリンを含有するカルシウムサプリメントの方が望ましい。リン酸カルシウムの使用は一つの方法では?といった内容のものです。

以上の報告では炭酸カルシウムがどのようにしてリンの吸収阻害をするのかそのメカニズムについて何も語っていません。ところで現在慢性腎不全の方々は透析療法という治療を受けています。いわゆる人工腎臓で、自分の腎臓が働かなくなったため、そのかわりをさせるものです。これによって自分の体に不要になった物を体の外に出してしまうのですが、自分の腎臓のように極めて便利に働くわけではありません。私達の腎臓は不要なものを排出するだけではなく身体に必要なものは排出しない或は排出の量を調節するなど大変に微妙な働きをしています。

その例がカリウム(K)、カルシウム(Ca)、リン(P)などです。人工腎臓ではこれのものは当然排出するようにはなっていますが、透析は1日おきにやるものですから、次の透析までにはこれらのものは体内にたまってしまい、しばしば身体にとって安全な量をこえてしまいます。(本来身体に必要なものでも過ぎたるものはなんとやらの例です。)そこで体内に過剰にならない方法を考えるのです。

リンでは、リンは食物が腸で消化を受け吸収され血液中に出現します。腸から吸収されない方法は?食物中のリンは、リン単独では存在せずある物質を共同でつくりあげているメンバーとして存在します。腸で消化をうけた時、リンを含む物質が吸収されないことが必要です。透析ではここで、炭酸カルシウムを用います。リンを含む物質と炭酸カルシウムが結びつくことを期待してです。事実多くの場合、その効果がでます。効果の出ない人もいます。炭酸カルシウムは食直前、食事中、食直後に用いますがそれは食事と接触している必要があるからです。食事をすれば胃液がでます。そして胃酸も出ます。胃酸はつよい酸です。炭酸カルシウムはどうなるでしょうか。炭酸カルシウムの粉末を水にとかしてみます。粉末はそのままでとけません。これに「お酢」を入れてみます。細かい「泡」が出てとけます。そうです細かい泡は炭酸ガスです。炭酸カルシウム→〔炭酸〕と〔カルシウム〕とに分かれたのです。実際胃の中でも同じようなことがおきているのでは…。このカルシウムが腸の中で、カルシウムと結びつきやすいリンを含む物質と結合するとこのものは吸収されなくなる、という具合です。

胃酸の弱い人、カルシウムと結びつきにくいかたちのリンを含む物質を多く食べた場合、或は又、炭酸カルシウムの量に比べ食べた食物の量が多すぎる時、炭酸カルシウムを飲むタイミングがズレてしまった時等では、リンは吸収されてしまうのです。透析では、リンの吸収阻害効果がでず、血液中のカルシウムの量だけが上がってしまう場合もあります。炭酸カルシウムはこのままでは腸で吸収されませんので〔炭酸〕と分かれた〔カルシウム〕がリンを含む物質と結びつくことなく吸収されてしまった結果なのです。ここで先ほどの国際シンポジウムの報告を透析の経験則(?)からながめてみましょう。

(1)カルシウムサプリメントを飲むタイミング(食事との)はどうなっているのでしょうか。最大500ミリグラムのリンとカルシウムは結合する可能云々は多分、食事をしてすぐに飲んでいるのでは…?食間に服用したらどのような結果が得られるのでしょうか。

(2)リンを含むカルシウムサプリメントを用いる場合リン酸カルシウムは適しているか。リン酸カルシウムを水にとかしてみるととけない。そこで胃酸の成分である塩酸を入れてみると(少量)とける。炭酸カルシウムと似ている。塩酸でとけたとなると、リン酸カルシウム→(リン酸)と(カルシウム)に分かれた可能性が十分。この状態で食物中のリンを含む物質とカルシウムが結びついてしまうと腸にはいった時カルシウムは吸収されるのでしょうか。

現在、透析では炭酸カルシウムでリンの吸収阻害効果が不十分の時クエン酸カルシウムを用いる場合があります。クエン酸カルシウムは水にとけるのです。水にとけるものは、腸での吸収がよいのですが一方リンの吸収阻害効果もよいのです。透析ではリンの吸収阻害にカルシウムを用いるのですが、この時、効果をあげる一つのポイントは服用するタイミングです。タイミングがくるうとリンの吸収阻害が不十分となり一方血液中のカルシウムの量が上がってしまいます。

さていよいよ、まとめていきます。カルシウムサプリメントは食間にのむ。食事と離すことが必要なのです!そうすればリンの吸収阻害もおこりません。

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りゅうえい健康通信―食養生「今、流行の低インシュリン・ダイエットは糖尿病予備軍の発病を防ぐ」

「今、流行の低インシュリン・ダイエットは糖尿病予備軍の発病を防ぐ」

トの共通点はブドウ糖の血中の上昇をゆるやかにして、インシュリンが急激に大量に出てこないようにする点です。とすると、低インシュリン・ダイエットも糖尿病予備軍の発病を防ぐという当然の共通点が出てくることになります。事実、血糖値が正常化した人がいるようです。カナダからの報告では、肥満指数(BMI)25~40の人達も検討の対照に入っています。低インシュリン・ダイエットの観点からみるとBMIも減少したのでは…まだ、この点についての報告糖尿病には2つのタイプがあることはよく知られています。Ⅰ型とⅡ型とに分類されています。Ⅰ型は小さい時から糖尿病になっているタイプで、インシュリンの量が全く不足しているもの、Ⅱ型は大きくなってから発病してくるタイプでインシュリンを出す力が弱ってしまうことによるタイプです。

このⅡ型についてのカナダの大学からの報告を紹介します。

糖尿病の治療薬には①インシュリン(注射)②インシュリンの分泌量を上げる”のみ薬”

③インシュリンが働きやすいようにする”のみ薬”④腸からのブドウ糖の吸収をゆっくりとスピードを落とす”のみ薬”とがあります。このうち④の薬は、食物のうちの炭水化物(パン、うどん、ごはんなど)を分解する酵素α-グリコシダーゼの活動を抑えることにより、腸からのブドウ糖吸収をゆっくりとさせるものです。

こうするとインシュリンが一時に大量に出動する必要がなくなるので、インシュリン分泌を担当する膵臓が助かるというわけです。

さて、このα-グリコシダーゼの動きをおさえる薬(阻害剤)を血糖値が次の条件を満たす人々に約3年間のんでもらったのです。

① 食後2時間目の血糖値 140~190mg/dl(ミリグラム/デシリットル)

② 空腹時の血糖値    101~140mg/dl(ミリグラム/デシリットル)

①、②の条件にある人は勿論、糖尿病予備軍です。α-グリコシダーゼ阻害剤を飲まないグループが比較の対照となります。

結果は「糖尿病の発症が減少する」ということと「血糖値が正常に回復する」人の割合が高いということになったそうです。

現在、流行の低インシュリン・ダイエットでは同じ量であっても、パンやうどんはごはんよりも血糖の上昇が大きく、インシュリンの分泌量も多いと説明されています。

また、”ダダモ博士の血液型健康ダイエット”ではインシュリンを多く必要とする食品は太るとありました。

インシュリンの作用にはブドウ糖をカロリーに変換していく方向と、太る方向の2つの作用があるようです。

カナダの大学からの報告と低インシュリン・ダイエットはありませんが。

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りゅうえい健康通信―食養生 「生活習慣病を防ぐ世界各地の食材に関する報告」

「生活習慣病を防ぐ世界各地の食材に関する報告」

“トマトの色素成分リコピンはオリーブ油と一緒に食すると、他の油と一緒に食する場合よりも吸収量が上がる” という報告がありました。

これは食品メーカーからのレポートです。“オリーブ油“と“トマト”というとイタリア料理ということになりますが、このレポートも当然、イタリア料理が意識されているのです。

リコピンは活性酸素を消す力がニンジンなどにあるβ-カロチンよりも強いので注目されています。このリコピンが何故かオリーブ油と組み合わせると腸管からの吸収が上がるのです。ビタミンA、β-カロチンなど脂溶性(脂に溶ける性質)の色素は油と一緒にとる方が吸収が良いとは前から知られていることですが、リコピンの場合、オリーブ油と他の油との比較で、オリーブ油の方が吸収が良いというのです。とすれば、これはリコピンに限らないのでは…。β-カロチンなど脂溶性色素もオリーブ油の方が吸収量が上がることが予想されます。パプリカ、ピーマン、ニンジン、カボチャ、韓国のトウガラシ(赤)、そしてほうれん草などの緑などなど、“赤黄緑色野菜の色素活用にはオリーブ油を使え”となります。

イタリア料理でオリーブ油とトマトの組み合わせの由来は不明ですが、イタリアに生きる人の生活の知恵がそこにはあるのでしょう。

レポートB:“ユリ科ネギ属の植物は心臓の働きを保つのに有益な成分を持つ”

これはU・S・Aの大学と研究機関からの報告です。レポートは心臓の働きを保つ効能と共に(1)リポ蛋白代謝(=脂質代謝)促進、(2)高血圧症の改善、(3)血栓症や酸化を防ぐ、等の効能も報告しています。(1)~(3)は下記に補足説明しておきます。

(1)リポ蛋白代謝では総コレステロールとLDL-コレステロールを下げます。

HMG‐CoA還元酸素とスクアレンエポキシダーゼ(これも酵素)の働きを抑えてリポ蛋白代謝を改善します。

HMG‐CoA還元酸素はコレステロールを作る酵素、この酵素の働きを抑えると高コレステロール血症を改善出来ます。この酵素を抑える薬はすでに用いられています。

(2)高血圧では、血圧を上げる物質を作る酵素であるアンジオテンシン変換酵素の働きを抑えて血圧を下げます。

アンジオテンシン変換酵素は、昇圧(血圧を上げる)関連物質アンジオテンシンⅠを昇圧物質アンジオテンシンⅡにかえます。アンジオテンシンⅡは血管に働き血圧を上げます。この酵素を抑える物質は既に薬として用いられています。

(3)血栓とは血管の中で血液が固まり血液の流れを妨げる栓となったものです。血栓の出来るのを防ぐにはアデノシンデアミナーゼという酵素、酸化防止ではリポキシデナーゼという酵素にそれぞれ働きかけることでその効果を発揮します。

さてここで、これだけの働きを持つユリ科ネギ属の植物の代表というと、それは“ニンニク“です。このレポートは以前からいろいろなところで言われてきたニンニクの様々な効能を整理してくれたレポートといえます。

 

オリーブ油、リコピン、ニンニクと世界の各地で民族の知恵として用いられてきた食材とその組み合わせに改めて現代の科学で分析し、理解し直してみたということになります。生活習慣病の防御につながるレポートです。

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りゅうえい健康通信―食養生 「腸の健康とプロバイオテクス」

「プロバイオテクス-体によい影響をあたえる微生物及び、その微生物を用いた食品」

”プロバイオテクス”なる語をしばしば目にするようになりました。体に良い影響を与える微生物及び、その微生物を用いた食品の意味だそうです。ヨーグルトはその代表ということで、ヨーグルトメーカーはこの語をキーワードとして病気予防に役立つ「機能性食品」を開発する方針です。この戦略は日本国の医療費節減の方針と合致するため、大いに期待をかけている分野のようです。

さて、微生物を生活に役立てることは、従来の日本では当たり前のことであったようです。かつて農業は「土づくり」を重んじました。自然が与えてくれたままの土地は、長く作物をつくり続けられないことを知っていたからでした。堆肥を土に施し、土を育てました。その堆肥は実は微生物の力によって、作物が吸収できる栄養分となっていたのです。その土には微生物の他にも、いろいろな土に生きる「生きもの」が集まり生活していました。肥えた土は、こうした「生きもの」達の合作でした。

こうした活動は木々の繁る森や山にも見ることができました。山で生じた栄養物は、川の流れに乗り海に出て、プランクトンの栄養源となり漁業を育みました。漁師は「海を守るには、山を守る」ということを知っていました。「はだかの山からは魚がとれない」のです。山々には魚がいないから当たり前?-そういう意味ではないのです。しかし、敗戦後、状況は一変しました。食料の増産を必要とする時代が来ました。アメリカ型の大量生産農業は、大量の化学肥料と大量の農薬を土に施しました。そして、土は死にました。土に生きる生きものが死んだからでした。土の再生が起こらなくなりました。農業の行き詰まりが始まったのです。現在、ヨーロッパでは、アメリカ型の農業から自然の力を利用する農業に変わりつつあるそうです。土に生きる生きものと、共存することの必要性が再認識されだしたのです。

ここで、人間はどのような具合か見てみましょう。私達の体で微生物と共存している部分は大腸です。大腸で生きる微生物は、食物の残渣を分解・代謝し、自己の増殖をはかります。代謝産物のうち、ビタミン類などの良き物は私達の体を支えます。悪いものが生じれば、体を衰えさせます。腸内微生物集団のあり方が体に支える影響は、「便秘」の影響を観察するとわかります。便秘の結果、悪玉菌の活動が高まると、皮膚には「吹き出物」が出て、「つや」がなくなってきます。悪玉菌の代謝産物が全身にまわるからです。ここで腸をきれいにしてみると、皮膚の状態が良くなってくるのがわかります。また、何かの都合で抗生物質を長期間飲み、腸の微生物集団が衰えると腸が不調となります。良い微生物集団を育てることが体にとって必要なのです。土と同じと言えます。私達も微生物と共に生きているのです。

各ヨーグルトメーカーは、今やプロバイオテクスという新しいネーミングの下に色々な機能性をうたう商品を開発する戦略です。新しいタイプの乳酸菌の開発はその現われです。さて、日本には、堆肥と同様、古くからのプロバイオテクスがあります。納豆、なれずし、くさや、みそ、しょうゆなどの発酵食品です。(そう、お酒も忘れてはいけませんね。)「なれずし」は東南アジア各地にみられる、民族の知恵として、伝えられてきている食品です。プロバイオテクスといわなくても従来、私達の身の回りには存在しているのです。

私達は「くさい!」と言って遠ざけるのではなく、こうした食品に再注目して、腸内微生物集団の改善育成をはかる方針をとってはいかがと提案する次第です。昔の土と同じように生き生きとした腸を育てるためです。

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りゅうえい健康通信ー食養生「腸内微生物叢」

「腸内微生物叢を忘れては肥満は解消できない」

 

ヒトの腸内には多数、多種の微生物が棲息し、ヒトの生理機能に影響を及ぼしているという。これらの微生物は腸内で互いに影響を及びしあい、腸内生態系を形成しているとのことで、このことから「腸内微生物叢」とよばれています。一方、ヒトが摂取する食物(の性状)は逆に腸内微生物叢に影響し、あるものは有勢にあるものは劣勢にと差を生じさせ腸内微生物叢の性状に変化をもたらすそうです。プロバイオティクスと称し、腸内に生きたままでとどくヨーグルト・乳酸菌がテレビで宣伝され売れ行き良好なもの、この乳酸菌の働きで腸内環境を変化させヒトに有利にしようとする考えが理解をえていることによるでしょう。ワシントン大学の研究者による次のような調査があるようです。

 

A:無菌マウス(体表面も腸内にも細菌がいないマウス)にヒトの糞便から得た微生物群を腸内に導入して定着させる(腸内に先に定着した微生物群がいると後から入ってきた微生物群は定着しにくい)。このマウスに

高脂肪・高砂糖食を与えたグループ―Ⅰ郡

低脂肪食を与えたグループ―Ⅱ郡

の2組グループをつくり経過を観察したところ、Ⅰ郡のみ腸内微生物叢の急速な変化と体脂肪の増加がおきてきた。

B:無菌マウスに高脂肪食を与える。このマウスは高脂肪食と共に腸内に入る微生物群によって高脂肪食という環境下に棲息する腸内微生物叢が形成される。このマウスの糞便からの微生物叢を別の無菌マウスの腸内に導入して定着させる。これに低脂肪食を与え経過観察。AのⅡ郡の場合にはおきなかった体脂肪の蓄積がおきてきたのです。

 

Aの群(低脂肪食グループ)とB群(低脂肪食)とのちがいは腸内微生物叢のちがいです。AのⅠ群(高脂肪食+高砂糖食)とB群の共通点は高脂肪食に適合するように変化した腸内微生物叢です。微生物叢は多量の脂肪を分解することができるようになっており、その脂肪分解産物が体脂肪蓄積にまわる。この性状は低脂肪食によって微生物叢が変るまで維持されるというわけです。ですから、今まで高脂肪・高砂糖食を好み肥満となった人がダイエットをしても腸内微生物叢が変るまではなかなかその効果はあらわれないということになりそうです。腸内微生物叢は人に影響を与え、人は食物をとおして腸内微生物叢に影響を与える。腸内微生物については善玉菌・悪玉菌という言葉がありました。今は忘れられてしまったようですが、私達は毎日輩出する糞便の色・臭を頼りとして、腸内微生物叢への配慮を忘れてはいけないようです。

 

※原著はScience Translational Medicine 2009;1;6ra14

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りゅうえい健康通信―食養生 「DHA」

「DHA(マグロの目玉)はどのように頭をよくするのだろう・・・」

一時、マグロの目玉が食材として話題をよびました。含有するところのDHAが頭のはたらきをよくするというのが理由でした。DHAはW-3系列の不飽和脂肪酸(注1)に分類される脂肪酸です。W-3系列不飽和脂肪酸を多く含むものはそのほかに青色の魚、亜麻仁油、くるみ、キーウィフルーツなどがあります。DHAが本当にいわれるような効果をあげるのか―オーストラリア、インドネシアでテストが行なわれています。

DHA88m+EPA22mgを1日量として6~12才の学童約4000人に6ヶ月と12ヶ月間服用してもらい、言語、学習、記憶に関する能力の変化を観察しました。一定の効果が認められました。同じようなテストはイギリスでも行なわれていて、同様の結果が観察されています。但し以上は、頭脳発達期の学童についてのものです。成人についての集団的なテストの報告はまだないようですが、W-3脂肪酸が不足している食事では集中力低下、失読症、認知症、うつ病、双極性障害、統合失調症になるリスクが増すとのことです。

DHAは脳神経細胞の相互接続(シナップス形成)によるネットワーク形成の促進、シナップス部位の膜流動性の増強などを通じて認識能力を高めるとともに、神経細胞内で発生する活性酵素の消去、ブドウ糖(エネルギー源)の利用率をあげ、ミトコンドリア(細胞内小器官―エネルギー生産担当)の働きを促進するなど代謝面にも寄与しているそうです。ヒトはDHAを体内で合成できないため、食から摂取する必要があります。ではDHAは脳内でどのように働くのでしょう…。

DHAは海馬(注3)(大脳辺縁系を構成する部位の一つ)における脳由来神経細胞栄養因子(BDNF)のレベルを上昇させると報告されています。BDNFは海馬と視床下部(これも大脳辺縁系を構成する部位)に最も多くあるといわれています。海馬は記憶、視床下部は代謝に関与します。一つの課題をこなすと海馬でのBDNFによるシナップス形成が増す、BDNFに関する遺伝子を除去すると記憶形成が障害される、BDNF遺伝子に関連する異常がヒトにもあり記憶形成の異常がある、などの報告があります。これらはBDNFが海馬の記憶形成にとって重要なものであることを示しています。

視床下部には視床下部メラノコルチン4受容体という受容体があります。エネルギーバランスをとる上で必須のものであると同時に、視床下部におけるBDNFの発現もコントロールしています。従って視床下部はエネルギー代謝とシナップス形成の両方に関与していることになります。BDNFにも受容体(TrkB)があります。ヒトでのTrkBの遺伝的変異は多食性肥満と同時に学習及び記憶の障害をあらわすと報告されています。DHAが属するW-3不飽和脂肪酸に対して、飽和脂肪酸及びトランス型(注3)脂肪酸は摂取量が多いとW-3脂肪酸とは逆の作用を認知能力に及ぼすとのことです。

齧歯類にいわゆる「ジャンク・フード」(特徴―飽和脂肪酸と砂糖の高含量)を3週間与えたところ認知能力の低下と海馬のBDNF関与のシナップス形成の減少が認められたそうです。これは食餌によりインスリン抵抗値が増したとか、肥満とかによるものではなく、食餌の神経細胞への直接作用であると理解されています。DHA或はジャンク・フードはBDNFに影響を与えていました。BDNFの変動により海馬、視床下部の機能は増減していました。この増減は単に海馬、視床下部に限局するわけではなく連絡する神経線維により、大脳辺縁系全体にひろがり更にこの系の外に拡大していきます。

海馬、視床下部のBDNFに影響を与えるものは脂肪酸類だけではありません。消化管機能をコントロールする迷走神経、消化に関係する臓器の分泌するホルモン、摂取カロリー過大過少なども同様に影響することが報告されています。こうしてみると健脳食というものの実体はある、それは食材と食事の仕方(特に楽しく食する)とからなるということになるのでしょうか…。

注1) 図1

 

 

 

 

 

図1は脂肪酸の構造です。炭素原子(c)が鎖状に結合、CとCの間の結合手が1本だけの結合からなるものが飽和脂肪酸、上図の場合のように結合手が2本である結合を含むものが不飽和脂肪酸

注2)   -C=C-部分に結合する水素原子(H)の配置には図2のように2通りあります。

各々

H H               H

-C=C- :シス型         -C=C- :トランス型

H

マーガリン:トランス型脂肪酸を含む、トランス型脂肪酸は天然脂質に水素を添加して脂肪酸をつくる時に生じる。ヒトはこれを代謝できない。

W-:図1のように、メチル基(-CH3)のCを1番として順次Cに番号をつける、C9とC10の間に二重結合があればW9族を系列化される。W-3はC3、C4間に二重結合。

 

図2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注2) 図3大脳辺縁系(太線内)

 

 

 

 

 

 

 

図:下記書籍より一部加筆等変更 ハーパー・生化学  丸善株式会社 解剖学アトラス  文光堂

 

文献:NATURE REVIEWS NEUROSCIENCE 568 JULY 2008 VOLUME9

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

りゅうえい健康通信―食養生 「赤いトマト、黄色いトマト」

「黄色いトマトと赤いトマト-黄色のトマトができました。」

品種改良によって、黄色いトマトができたそうです。通常、私達がみるトマトは赤です。トマトはリコピンで有名です。黄色のトマトにもリコピンが含まれていますが、このリコピンにちがいがあるため、色のちがいが生じているそうです。リコピンはΒ―カロテンの仲間で、このリコピンという名称もいくつかの類似構造をもつものの総称です。

(1)はΒ―カロテンの構造です。炭素原子が連なる鎖ですが、一つおきに二重結合があり、両端に同じ形のアクセサリー(構造物)がつきます。この両端のアクセサリーがなくなったものがリコピンですが、リコピンには(2),(3),(4),その他などのものがあります。大きくわけて一直線上のものと、途中で折れまがるものとになります。

 

(2)について、右から数えて5番目と6番目の炭素原子(C5,C6)に注目してみます。拡大するとC5,C6の間は二重結合で、C5に結合するC4,C6に結合すC7との間の結合手は、二重結合をはさんで互に反対側です。この結合をトランス型結合といいます。ので、(2)はトランス-リコピンと名がついています。

 

次に(3)ではC5,C6に結合するC4,C7夫々の結合手は二重結合をはさむことはなく、同じ側に位置します。これがシス型結合で、この構造を1つでももつのがシス・リコピンです。(4)では1ケ以上シス構造があります(わかりにくいかもしれませんが4ケあります)。

 

通常の赤いトマトに含まれるリコピンは90%以上がトランス型リコピンだそうです。一方黄色いトマトでは90%以上がシス型リコピンとのことです。このことが、赤であるのか、黄色であるのかをきめているのだそうです。生体利用効率という言葉があります。あるものを食した時、その生体により吸収され活用される効率のことです。いくら食材に含まれる量が多くとも体を「す通り」したのでは利用効率は「ゼロ」です。では今、私達が赤と黄色のトマト夫々を食したとします。生体利用効率にちがいがあるのでしょうか。赤より黄の方が利用効率は2倍以上高いそうです。シス型の方がトランス型よりも、生体利用効率はよいのです。

 

リコピンやΒ-カロテンはカロテノイドと総称されますが、カロテノイドは一般に、その吸収利用効率は調理法,―加熱とか油類を用いるかどうか或は、摂取法-油類と一緒にとるのかどうか、などの影響をうけるそうです。特に一不飽和脂肪酸を含む油(代表としてオリーブ油)と一緒にとると吸収がよくなるそうです。なおヒトの血液或組織中のリコピンは少なくとも50%がシス型だそうです。以上はU.S.Aオハイオ州立大学からの報告です。

 

文献:Journal of Agrioultural and Food Chemistry 2007;5S:1597-1603

構造図は上記文献より引用一部改変

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。

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