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脳梗塞や脳出血の後遺症などの臨床報告 健康に役立つ食事療法などを掲載 健康に役立つツボ療法や食事療法、脳梗塞や脳出血の後遺症をはじめ、様々な疾患の臨床報告を掲載しています。該当する病気の方は勿論のこと、健康志向の方にとって参考になれば幸甚です

Month: 4月 2019

りゅうえい健康通信―食養生「性エネルギ-とは…にら種.なるものそれを養う。」

「性エネルギ-とは…にら種.なるものそれを養う。」

腎臓が全く働かなくなると透析療法を受けることになります。現在では糖尿病が悪化して透析を受ける人が増えます。この透析療法を受ける人に見られる共通の症状があります。

筋肉に力がなく、疲れやすくだるいような感じがある。動作がのろい、物忘れ、性機能の衰え、寒がり、からだ特に腰から下(足先にかけて)冷える、胃腸が弱い下痢をしやすい、手のひら・足のひらのほてり、イライラ、皮膚の乾燥と艶がない、便がかたい、不眠、これらの症状を現代医学の薬で治そうとしてもうまくいきません。

漢方の立場でみると、腎虚と名づけられている症状群です。慢性の病気で栄養不足、脱水し消耗した時に、そして老化でもみられる症状です。漢方では八味地黄丸、六味丸などの処方が用いられていますが、こと透析患者さんの場合、結果は思わしくありません。

透析患者さんの一人からバイアグラ服用の相談を受けました。筋力体力の低下、心臓も弱り気味、動脈硬化も強いという状態です。

バイアグラはインポテンツに即応する内服薬ですが、根本原因に対応することを目的とせず、局部だけの対応となるのでこの場合は不適当と判断しました。根本の腎虚を改善する中で、インポテンツも改善する方が安全だからです。

バイアグラにかわるものとしてにら種.を試みることにしました。体力低下をもたらしている栄養不足には肝・胃腸の働きを強め栄養分を補う働きのあるロイヤル・ゼリー(の大量)を用いることにしました。結果は予想以上に良好でした。加えて足腰がしっかりとして冷えがとれ、口の聞き方もはっきりとし、顔面の生気が増してきました。口の聞き方、顔面の生気は脳の働きの改善を示すものと推定しました。

植物、動物を通じて共通に見られることは 生殖です。生き物の最も根源的特性は生殖であり、これをふまえて生きるということが行われているようです。生きるエネルギーの根源は性の為のエネルギーであることが出来ます。腎臓という臓器を失ったケ-スから教えられることは腎臓が単なる尿を作り出す臓器ではなく、漢方が観察するように人体機能の根源に位置するものであり、様々な臓器組織に関連をもつということです。ヨ-ガでは瞑想により尾骨部にあるといわれる性エネルギ-を背住に沿って漸次上昇させ、このエネルギ-をもっていわゆる超能力の開発をはかるといわれています。性エネルギーを生殖に向けずに、他の能力開発に向けていることになります。ですが我々一般は(修行した人をのぞいて)性エネルギーを生殖に用いると同時に脳の働きを含めて身体各部の活動エネルギーに用いているのです。

性エネルギーが枯渇していく時、我々の生命活動も終わっていくときであると知ることが出来ます。性エネルギーをどう継続し、どう用いるかは各自の課題です。

皆さんはどう思われますか?

 

ゴールデンウィークのお知らせ

いつも当院をご利用いただき、ありがとうございます。

 

さて、誠に勝手ながら当院は、下記の通りゴールデンウィークのお休みを頂戴いたします。

4月28日(日)~5月5日(日)

尚、5月6日(月)は祝日ですが営業いたします。

どうぞよろしくお願い致します。

りゅうえい健康通信―食養生「トランス油健康被害キャンペーンに対する米国消費者」

「トランス油健康被害キャンペーンに対する米国消費者」

 

食品原材料名表示ラベルに時々「トランス油」という文字を眼にします。トランス油は植物油に水素付加し硬化油にする過程で形成されます。この構造物が細胞膜にとりこまれると細胞膜にとって重要な性状である膜の流動性が低下するといわれています。2006年4月、トランス油と心臓冠動脈疾患との関連を示す科学的総説が出版されています。トランス油の摂取は心臓冠動脈疾患、心臓を原因とする突然死、糖尿病などをおこす危険率を上昇させる他、下記のような様々な生体にとって不利な状況をおこすことが判明しています。

 

○血液中の低比重リポタンパク(LDL)、中性脂肪(TG)などの増加

○高比重リポタンパク(HDL)、LDL粒子サイズの減少。

 

これらは冠動脈疾患の危険率上昇につながります。また体内に炎症をおこし促進させる物質(インターロイキン6、細胞接着分子など)を増加させ、血管の機能を維持するに重要な血管の最内側にある血管内皮の機能を低下させます。しかしながら食品製造の立場からは製品の在庫可能期間を長くすることができる、フライ処理時の酸化に対し安定、パンや焼き菓子などの味わい或は感触をよくする、取り扱いに便利、などの性質があることにより、メリットの多い油なのだそうです。

 

トランス油は工業的な製造過程からだけでなく、天然のものも存在します。牛、羊など反芻動物の胃中の微生物によっても生産され、これが肉や乳にまわるからです(含有量2~5%とのこと)。この場合は動物に与える飼料を変えることで含有量を低下させることができるそうです。反芻動物由来のトランス油については心臓冠動脈疾患との関連を調査した報告はないようです。以上、トランス油は健康上有害となる性状があり、その証拠もあがってきていることから、2006年12月ニューヨーク市(U.S.A)2007年10月フィラデルフィア(U.S.A)ではトランス油の食品への使用が禁止されました。

 

FDA(アメリカ食品医薬品局)は2006年1月1日から食糧加工品に一人前0.5gをこえるトランス油を含む場合はその量を表示することを義務づけました。こうしたことに伴ってトランス油関連のニュース報道によって消費者への注意喚起が何回もなされました。さて、消費者の購入行動パターンにどのような変化がおきたでしょうか。

 

2005年1月~2007年6月までの約1.5年間、ロサンゼルス郡(U.S.A)全域にチェーン店を展開する食料雑貨店でのトランス油含有食料製品の購買パターンが調査されています。調査対象製品はトランス油含有量一人分当たり6gのもの一種、4gのもの一種、3gのもの一種、2.5gのもの一種、1.5gのもの二種、1gのもの一種(これはホットドッグ)の7品目。トランス油に関する警告のニュース報道後の販売個数を追跡しています。それによると、消費者への購入抑制効果はニュース報道後の一週間までが良好であるがその後の三週間は漸次うすれていき、その効果は維持されないのでした。

 

消費者はトランス油含有量4g以上のものに対してはつよく抑制されるもののそれ以下の含有量のものについては含有量のちがいによる抑制効果の差は認められませんでした。この中で含有量1gのホットドックは全く影響をうけませんでした。理由は不明なのです。含有量1g位なら大丈夫と考えたのか、ホットドッグは食生活に欠くことのできないものになっているのか、ホットドッグのトランス油(ホットドッグの牛肉に由来するもの)は天然のものだから大丈夫と判断したのか、わかりません。

 

消費者の行動パターンから、製品中のトランス油含有量を減少させる政策とトランス油による健康への被害に関するキャンペーンを計画的に反復することの二つが必要だと結論しています。さて、ロサンゼルス郡の消費者を我々におきかえた時、我々の反応パターンは多分同様の行動パターンとなるのではないでしょうか。自己の生命が直ちにおびやかされるときは速やかに反応しますがじわじわと及んでくる危険に対しては極めて鈍感に反応し、しかもその反応が長続きしないのが一般です。その害が自分の身にあらわれた時の姿が見えないことによるのでしょう。

 

日本では原材料表示ラベルにトランス油の記載があっても含有量(グラム数)は記されていません。カロエ油、ファットスプレッド、マーガリン、ショートニングなどの名前もみうけます。これらもトランス油を含むものと理解すべきです。日本国内食品メーカーは当然のことですが「マーガリンは安全」の立場をとっています。ですが他方、トランス油含有量を減らし、それを明示しているメーカーもあります。通常我々が購入するマーガリンのトランス油含有量は約7%だそうですが含有量2%以下、0.5%などのものも市販されているそうです。なお2009年末知る限りではトランス油に関する規制はないようです。

 

文献

Am.J.Prev.Med 2009;36(5)、395-401

N.Engl.J.Med 2006;354 1601-13

フリー百科事典

ウィキペディア(Wikipedia)

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りゅうえい健康通信―食養生「魚介類を食べよう!」

「魚介類を食べよう!」

北極圏イヌイットの生活は電気がとおり、スノーモービルが走り、スーパーマーケットがある生活となり以前とは変わったようです。カリブー、魚介類、あざらし中心の食生活は、心筋梗塞を始めとする心血管系の病気が少なく、一方この集団の中からデンマーク都市部へ移住した人達は心筋梗塞での死亡率が増加したのでした。この事実から、魚油或いは魚油由来のn-3系不飽和脂肪酸という物質が注目されたのでした。日本では一時期、植物油或いは不飽和脂肪酸・リノール酸が動脈硬化予防に有効と宣伝されました。リノール酸はn-6系不飽和脂肪酸というグループに入る“あぶら”です。

脂肪酸というとなじみがありませんが、この物質は高脂血症などの血液検査項によく出てくる“中性脂肪”を作る成分です。

脂肪酸はグループの名前で、この中にいろいろな構造を持つものが所属しています。構造上、酸素と結びつきやすい不安定な位置を持つものを不飽和脂肪酸と名付け、不安定な位置の数(1ヶ、2ヶ、3ヶ…)によって一価、二価、三価…不飽和脂肪酸と呼びます(二価以上はまとめて多価と呼びます)。飽和脂肪酸は、酸素と結びつく不安定な位置を持たない脂肪酸です。飽和にしても、不飽和にしても体内で代謝され、次々とその構造が変わっていきます。二価の不飽和脂肪酸・リノール酸から出発して次々と代謝され六価の不飽和脂肪酸・アラキドン酸に至るルート上にある脂肪酸がn-6系、三価の不飽和脂肪酸・リノレン酸から五価の不飽和脂肪酸ドコサヘキサエン酸(DHA)に至るルート上にある脂肪酸がn-3系と呼ばれるものです。

体内でのn-6系、n-3系の役割はなんでしょうか。n-6系は血液を固まらせる、炎症を起こす等、出血、寄生虫や細菌の感染の時防御に必要な物質を作る原料として大切ですが、過剰に生産されると逆に動脈硬化、アレルギーの原因となります。n-3系は、こうしたn-6系に由来する物質の生産を抑える働きをします。

最近、魚油には精神安定作用―衝動的気分、抑うつ的気分を安定化させることがわかってきました。イタリアで心筋梗塞を起こした人1万人を対象に、n-3系脂肪酸毎日1g食した場合追跡調査したところ、食さなかったグループに比べて食したグループの心血管系の病気での死亡率は30%低かった、との報告があります。

地中海沿岸の民族はオリーブ油を多用してきましたが、一方地中海食として魚介類も多用したのでした。地中海の民の健康は、オリーブ油と共に魚油によっても支えられたということになります。

さて、日本の現在の1日平均的食事に含まれる脂肪酸については、n-6系12g、n-3系3gと言われています。n-6系リノール酸は必須栄養素(必須量3g以下)とみなされています。n-3/n-6(比):1/4、リノール酸の過剰です。n-3/n-6(比)が高い程虚血性心臓病など心血管系の病気、癌などで死亡する数が減少することがわかっています。“n-6系リノール酸を減らす、或いは魚油を増やしn-3/n-6(比)を4/1→2/1にせよ”と言われています。2、3日に1回は魚を食することが必要です。

魚は通常豚や牛の肉に比べて値段が高いので手が出しにくい、ハンバーガーで育ったがゆえに私達の舌は魚に馴染みにくいなど幾つかの理由がありますが、この際、脂肪酸の面から一度自分の食事を見直してみてはいかがでしょうか。

参考資料として、陸の代表として牛脂、オリーブ油、海の代表として鯨肉、マイワシの脂肪酸含有率を食品成分表から引用します。

 

全脂肪酸中の含有率
牛脂 オリーブ油 鯨肉 マイワシ
飽和脂肪酸 47.8 13.1 37.2 31.9
不飽和脂肪酸 一価 42.7 75.7 41.6 32.7
不飽和脂肪酸 多価 35.1 11.2 21.1 35.2
オレイン酸(一価) 41.5 75.0 30.7 13.0
リノール酸(二価)(n-6) 34.9 10.4 0.9 2.6
リノレン酸(三価)(n-3) 0.3 0.8 0.3 1.0
EPA(五価)(n-3) 1.5 13.0
DHA(五価)(n-3) 1.4 2.2

 

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りゅうえい健康通信―食養生「脂肪肝-常習飲酒家とメタボリック・シンドロームの肝臓におきるリスク」

「脂肪肝-常習飲酒家とメタボリック・シンドロームの肝臓におきるリスク」

脂肪肝は、中性脂肪が過剰に肝臓に蓄積し、このため肝細胞は腫大し肝臓内の血液循環が悪くなり肝細胞の代謝が悪くなっている状態です。脂肪肝を起こす代表は常習飲酒家ですが、メタボリック・シンドロームの象徴、肥満(内臓脂肪蓄積)でも起きます。常習飲酒家におきる脂肪肝(=アルコール性脂肪肝)は常習者の過半数で起きていると言われています。常習飲酒と判定する基準は、各種アルコール性飲料をエタノール量に換算して、1日60g以上且つ週5日以上の摂取とされています。具体的には、

 

日本酒    1日 3合以上

ビール    1日 1500ml以上

ウィスキ-  1日 30ml(シングル)杯で6杯以上

ワイン    1日 グラス5杯以上

 

となるようです。(アルコール性飲料はアルコール以外に、糖類、アミノ酸などが含まれるため、カロリー的には相互に違いが生じます。)

アルコール性脂肪肝では、そのまま飲酒が続くとアルコール性肝炎或は肝繊維症(肝臓の繊維化)を発症し、これを経て肝硬変に、時に肝ガンの発症に至ることもあります。

アルコール摂取時、食事中の脂肪量が増していくにつれ肝臓の中性脂肪量も増していくことを示したデータがあるそうです。これは肝細胞内の小器官であるミトコンドリアの活動がアルコールにより抑えられ、中性脂肪の合成が促進するためで、アルコール性脂肪肝がアルコールの直接作用によって起こるのであり、アルコール摂取時にアルコールばかり飲むことによる栄養障害から起こるものではない-ということになります。従って、我々が酒を飲む時にしばしば「タンパク質・ビタミン類を十分に取れば大丈夫!」と互いに言い合って飲みますが、この見解は間違いです。

常習飲酒家ではない人に起きる脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)はその70%がメタボリック・シンドローム状態の(即ち内臓脂肪蓄積がある)ものだそうで、このとき肝機能検査値に異常があれば、肝臓への脂肪蓄積によると推定されています。常習飲酒家でもメタボリック・シンドロームのものでも、なかなか脂肪肝がおきてこない人がいることから、遺伝的素因の関与があると考えられています。アルコール代謝関連酵素の遺伝子多型(型のばらつき)、ミクロゾーム・トリグリセリド転移蛋白(肝臓から中性脂肪を搬び出すのに必要)の遺伝子多型などがそれです。

さて、脂肪肝をなおす方法で我々が主体的に行えることは、アルコール性のものは断酒、非アルコール性のものは内臓脂肪の減量と生活習慣病対策です。常習飲酒家で肥満のものは両方を実践するということになります。内臓脂肪を減らす食事の基本は総カロリーと脂肪摂取量の制限ですが、注意すべきは糖質-グリセミック・インデックスの高いものは糖質の吸収が早いので血糖が急上昇する。このことは脂肪肝の増悪につながるので糖質の選択を必要とする。

理想体重BMI22kg/㎡の場合の例でみると、1日当たりの総カロリーは軽作業25kcal/体重1kg、重労働35kcal/体重1kgとされている。脂肪摂取量は総カロリーの20%以下で、飽和脂肪酸量は総脂肪量の7%以下、不飽和脂肪酸量の比率を上げる。なお、マーガリンなどトランス脂肪酸を含むもの(不飽和脂肪酸など常温で液状のものを半固形化するために水素添加した時に生ずる、脂肪酸の構造が天然のものと異なる)はさける。

蛋白質(1~1.3g/体重1㎏/日)は、1日平均摂取量80gの場合は考慮する必要なし-といった具合です。運動は、有酸素運動(歩行、ジョギング、スポーツなど)を行う。軽~中等度の強度で、1日10分~30分、週3~5日以上。とにかく筋肉を動かし中性脂肪をエネルギーとし消費する。

 

以上の如くですが云うは易く、行うは難しです。いかに自分が実践する必要性を感じるかがポイントとなります。

 

参考文献

http://homepage2.nifty.com/tsukuba-pinkribbon/GlycemicIndex.htm

Alcohol 2004;34;9-19

日内会誌 2003;92;1623-1637

Hepatol Res 2004;28;1-11

肥満研 2006;12

日医雑誌 2009;138(6):1107-1120

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りゅうえい健康通信―食養生「グレープフルーツジュースで抗アレルギー薬・フェキソフェナディン(商品名アレグラ)をのむと薬効がなくなる・・・とのこと。」

「グレープフルーツジュースで抗アレルギー薬・フェキソフェナディン(商品名アレグラ)をのむと薬効がなくなる・・・とのこと。」

グレープフルーツジュースで抗アレルギー薬・フェキソフェナディン(商品名アレグラ)をのむと薬効がなくなる・・・とのこと。前々から、グレープフルーツジュース或いはグレープフルーツと一緒に薬を摂取すると、薬効が増強し時には中毒症状を呈することが知られていました。体内にとりこまれた薬物は肝臓で代謝され暫時効力を失っていきますが、この時に分解を担当する酵素の働きがグレープフルーツで妨げられることにより、血中の薬物濃度が上昇することによると説明されています。

抗アレルギー薬・フェキソフェナディンをグレープフルーツジュースで飲む場合はどうなるのでしょう・・・。小腸には薬を吸収して、血管内に送り込む物質(有機陰イオン輸送ペプチド・OATP/A2)があるそうです。グレープフルーツには、OATP/A2の働きを妨げる成分があるため薬物の血中への移行が妨げられます。その結果、血中の薬物濃度が有効濃度にとどかないことがおきます。フェキソフェナディンでの実験では、水で服用した場合の半分しか吸収しなかったそうです。グレープフルーツと同じように薬の吸収を妨げる果物として、リンゴ、オレンジが挙げられています。吸収が妨げられる薬物としては、フェキソフェナディンの他に抗がん剤、降圧剤:アテノロール(商品名テノーミン)、セリプロロール(セレクトール)、抗拒絶反応剤:シクロポリン(サンディミュン)、抗菌剤:シプロフロキサシン(シプロキサン)、レボフロキサシン(クラビット)イトラコナゾール(イトソゾール)などが挙がっています。

こうしてみますと薬を服用する立場からすると、グレープフルーツはいささかやっかいな果物ということになります。現今、グレープフルーツジュースで薬を服用する人はいないと考えますが、食後の果物として上記の果物を食べることはあると思います。果物と薬物の食い合わせ(?)については未知の領域なので不明のことが多いとのこと。

当面は「薬は水で飲む」「果物は食間に食す」ということになります。

文献:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/acs-nrt072308.php

・Clin Pharmacol Ther. 2002 Jan;71(1):11-20

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