「ターメリック(ウコンの粉)と関節炎-アメリカからの報告」

カレー粉の色はターメリックの色です。ターメリックはウコンの根(地下茎)を乾燥し粉にしたものです。このもの以前より関節炎に用いられていたらしく、アメリカではターメリックの入った栄養補助食品もあるとか。

 

消炎鎮痛剤について健康に影響があるとの警告がアメリカ食品医薬品局(FDA)より出されてから、代替医療が盛んになり、ターメリックを含有する栄養補助食品も伸びているらしいのです(アメリカでも関節炎の患者さんは多いらしい)では、ターメリックが効果を上げる機序はというと、調査結果は次の通りです。

 

NF-KB(エヌエフ-カッパービー)というタンパク質があります。これは炎症を起こす物質を出現させる遺伝子の働きを制御しているのだそうです。ターメリックはNF-KBの働きを抑えるのです。このため炎症を起こすことに関与する遺伝子の働きが変わる。この結果炎症が沈静化するというわけです。

 

ターメリックはまた、関節炎のおきた場所での破骨細胞の増加も防ぐそうです。破骨細胞は骨の新陳代謝にとって必要なもので、古い骨を壊し新しいものに変わっていく時に活動しますが、破骨細胞だけが一方的に増えてしまうと骨の破壊につながってしまいます。以上の如くですがマウスでの研究では関節炎の初期段階のほうが危機がよいとのこと。

 

慢性の関節炎の場合はどの程度効果が上がるのかちょっと気になります。ターメリックはNF-KBだけでなくほかの炎症経路も標的になる可能性があるとのことですが、実際にどの種類の関節炎に有効なのかはいまだ明確になっていません。

詳しく知りたい方は、スタッフにお尋ねください。