みなさんお元気にお過ごしですか。

新型コロナの影響で自粛生活を余儀なくされ、心身共に疲れがピークになっている頃かと思います。

以前お知らせした、自粛中の健康維持を少しでも参考にして頂ければ幸いです。

今回は、更に踏み込んだ新型コロナ感染予防対策をお知らせします。

 

1.不要不急の外出はしない

因果応報という言葉があるように、ウイルスのないところにいれば、感染する心配はありません。その根拠を提唱したのが19世紀に活躍したフランスの細菌学者であるルイ・パスツールです。生物は自然に発生するという自然発生説を完全に否定し、生物からのみ生まれるという説です。これは新型肺炎も元になる新型コロナウイルスがなければ、発症しないということになります。罹りたくなければ、感染者と遭遇しないようにすることです。これには不要不急の外出はしないのが一番です。自分の家でしたら、慣れ親しんだ細菌やウイルスしかいません。

 

2.外出する場合

手指の消毒

感染の多くは接触感染と言われています。つまり、感染者の唾や鼻水が付いた物に触り、その手で自分の鼻や口に接触すれば、一発で感染が成立してしまいます。ですから、頻繁に手洗いすることで、手に付いたウイルスを洗い流す必要があります。アルコール消毒も効果的です。新型コロナウイルスは細胞膜を密エンベロープウイルスに属します。細胞膜はアルコールにより変性を起こし、不活性化します。性質はインフルエンザウイルスに似ています。

 

マスク着用と水分の補給

鼻や喉の粘膜は粘液で潤っています。これは細胞自体の機能(代謝)を維持させることの他、細菌やウイルス、ダストなどの異物の侵入をブロックするためです。特に鼻腔や口腔は絶えず異物と戦っていますので、そのためリゾチームなどの抗菌、抗ウイルス作用のある酵素が分泌されています。また、喉は唾を作り、飲み込むことにより細菌やウイルスなどを胃酸で溶かそうとしています。気道には異物を押し出す繊毛細胞が密集しています。鼻腔の粘膜が異物に侵されると、ヒスタミンが放出され鼻水を多量に生産して、くしゃみとして外に排出させます。

先ずはこれらの防衛システムで、生体は異物の侵入を防ぎます。リゾチームは一般的に風邪薬にも配合されていますし花粉症などのアレルギー疾患に罹ると、抗ヒスタミン剤が処方されるので、ヒスタミンが炎症物質であることが分かります。

したがって、喉や鼻腔を乾燥させないようにすることが、新型コロナウイルスに対する予防策になるのです。マスクは飛沫による自他の感染リスクを低減させるだけではなく、第一防衛網の強化にも役立つのです。また、マスクをすることで新型コロナウイルスが付着した手で鼻や口に触れる機会も少なくなります。

更に定期的に水などの水分の補給も勧められます。口腔を湿らす他、ウイルスを胃の中に流し込んでしまうからです。

免疫力増強

ウイルスは生きた細胞の中で増殖します。生体でなければ生きていけないという情けない宿命なのですが、こんな陰湿な奴にやられないように、大昔から人間は免疫力という武器で戦ってきました。免疫力を大別すると、自然免疫と獲得免疫になります。

 

自然免疫は細胞性免疫とも呼ばれ、生まれたときから発動しているマクロファージや好中球、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)が主役になります。それを支援するのがヘルパーT細胞(Th1)です。つまり、体内に侵入したウイルスなどの病原体をマクロファージや好中球が攻撃します。更に病原体が増殖して瀕死の重傷を負った細胞を食べて跡かたなく消去してしまうのがNK細胞です。これらの免疫細胞が食べた病原体の情報をTh1に知らせると、インターロイキンなどの興奮物質を放出して、更にマクロファージや好中球、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を増やすとともに活性化させます。

 

このように生体はあらゆる病原体と戦うシステムを備えているのです。屋外で散歩やジョギングしても感染しにくいというのは、空気中の新型コロナウイルス数が少なく、自然免疫だけで対処できるからです。但し、敵の数が多くなると、このシステムだけでは対抗できなくなります。そこで、発動するのが獲得免疫です。主役は、もうひとつのヘルパーT細胞のTh2やB細胞です。

 

Th2は液性免疫とも呼ばれ、B細胞にそれぞれの病原体に対抗できる抗体を作らせます。そればかりか敵の情報をB細胞と共有し、再度同じ病原体が侵入しても総攻撃がかけられるようにするのです。このシステムを上手く活用したのがワクチンなのです。このように未知の病原体に自然免疫が、回復や二度とかからないためには獲得免疫がフル活動しているのです。

 

したがって、新型コロナに関して言えば、未知のウイルスのため自然免疫が感染予防に役立ちます。その助けになるのが、アビガンなのです。アビガンは細胞の中で新型コロナウイルスが増えるのを防止します。ワクチンは病原体の情報を組み込んだたんぱく質を投与するという獲得免疫を支援するものですので、開発までに時間がかかります。

 

いずれ収束するはずですが、そのためには特効薬とワクチンの開発が必要です。また、ウイルス自体の変異もあります。強毒化は困りますが、多くは弱毒化します。その良い例が

今まで流行した新型インフルエンザも弱毒化して脅威ではなくなっています。

 

そこで、今できる新型コロナ対策として、まずは自然免疫を強化してかからないようにすることです。

 

自然免疫を増強させるためには、栄養の過不足がないようにすることや適度な運動、そして一番肝心なのは睡眠です。

 

深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠があり、これらの睡眠パータンが何度か訪れて覚醒することになります。凡そ90分おきに入れ替わるとされていますが、免疫増強作用のあるホルモンが分泌されるのはノンレム睡眠時です。特に最初のノンレム睡眠に盛んに放出される成長ホルモンやオーキシン、メラトニンが大切です。

夜11時から2時までは成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイム

就寝前はスマホやパソコンの使用を控える

スムーズな入眠を促すホルモンである「メラトニン」が正常に分泌されていることが大切です。

メラトニンは朝起きたら、太陽光線を浴びる。